干場弓子氏の楽しくなければ仕事じゃない: 「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書の書評

楽しいかどうかを決定するのは、起こっていることではなく、それをどうとらえるか、であり、その人の選択である。同じことをしていても、笑顔でしている人もいれば、仏頂面を崩さない人もいる。(干場弓子)


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視点を変えて、自分の殻を破ろう!

干場弓子氏の楽しくなければ仕事じゃない: 「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書を読了しました。本書は若いビジネスパーソンに向けて書かれた本ですが、出版社を経営する著者の指摘はマネージャーや経営者にも役立つはずです。私たちは視点を変えることで、行動と結果を変えられます。

今、自分がしていることを楽しめと著者は言います。サラリーマンをやめてから、仕事を以前より楽しめるようになりました。自分が選んだ仕事は楽しいに決まっていると考えることで、幸せな時間を増やせるようになりました。

笑顔を選択することで、不思議とよいことが起こります。笑顔にはその場の空気を変える力がありますから、ビジネスパーソンは笑顔を自分の武器にするべきです。人の脳は不思議で、何でも楽しむと決めるといやなことを減らせます。また、仕事を楽しむというマインドセットを身につけることで、周りの人から評価されるようになります。

自分の可能性を広げたければ、昨日の延長線上で生きるのをやめた方がよさそうです。違う業界の人に会ったり、新しいことをすることで、今までとは異なる人生をデザインできるようになります。

世界は、今、自分に見えている、それだけのものか?あなたの未来は、今、あなたに見えている、それだけのものか?あなたの可能性を、あなたが今思っている範囲にとどめていいのか? 小さなことから大きなことまで、人生の転機は、「人」が連れてくる。誰かとの出会いが、人生を非連続的に、変える。 そして、それはたいてい、連続的な直線の延長上とはちょっとずれた(時には、まるで違う)方向に、わたしたちを向かわせる。

自分の殻を破り、新しいことにチャレンジするためには、学びを重ねることが必要です。社会人になっても勉強を続ける人が、チャンスを手に入れます。チャンスも幸運も、日頃の準備があってこそなのです。

思いがけないチャンスを運んでくる人は、自分の関心から少し外れている人です。友達の友達ぐらいの「弱い紐帯」が、よい話を持ってきてくれるのです。誰かに誘われたイベントや、ミーティングで紹介された偶然の出会いが、チャンスの入り口になります。「チャンスはいつも、自分が思っていることの外にある」と考え、想定外のことが起こるように新たな勉強会に参加したり、あまり興味のないカテゴリーの本を読んでみるのです。異なる情報や人脈を手に入れることで、脳の中で化学反応が起こり、新しいアイデアが浮かび、そこからプロジェクトや仕事がスタートします。

 

インプットとアウトプットを習慣化する!

チャンスは自分の枠の外にあるから。狭すぎると、出会う場が限定される。出会う人が限定される。出会っても、話の合う人が限定される。 では、なぜ深くある必要があるのか?自分の軸となる専門分野を持っている人は強いから。誰かの枠の外の人になることによって、人を惹きつけることができるだけではない。何であれ、深く知ることによって、他の分野にも共通する物事の本質、普遍的な知を得ることができるからだ。 深く掘り下げることで、物事の本質に迫ることができる。物事の本質に迫ると、他の分野の本質と共振することができる。

狭い世界を飛び出し、違う人たちと付き合うためには、自分の価値を高めなければなりません。自分の専門分野を持つことで、他の分野のプロと共振できるようになります。新たな出会いのためには、積極的なアウトプットを心がけましょう。

私は毎日このブログを書き続けることで、書評家という肩書きを手に入れました。このブログに献本いただくことで、著者や編集者との出会いをデザインしています。アウトプットを続けることで、日々新しい人脈が手に入ります。

他人の視点を気にせず、自分の力を信じて、アウトプットを心がけましょう。完璧を目指して、アウトプットを先延ばししてもよいことはないのですから、日々の情報発信を習慣化しましょう。

アウトプットしない人というのは、完壁な形になるまで、十分な準備ができるまでと思っているんだろう。否定されるのが怖いから。でも、そうやってため込んでいるうちに、状況はどんどん変わるので、どんどん古くなり、そのたびにバージョンアップして、とやっているものだから、永久に「準備期間」が続いてしまう。

アウトプットすれば、結果はどうあれ、次のステップに進むための情報が入ってきます。アウトプットすることで、人や情報が引き寄せられてきます。アウトプットするためには、自分の頭の中で整理する必要があります。アウトプットすれば、自分の中で、意見、アイデア、判断の基準、ビジョン、ミッションが育っていきます。インプットとアウトプットを繰り返すうちに自分と言う存在を明確にできます。自分との対話を繰り返し、アウトプットを続けることで、運を高められるのです。

まとめ

目の前の仕事を楽しむことで、周りによい影響を与えることができ、自分の価値を高められます。日々、学びを重ね、自分の考えやアイデアをアウトプットすることで、新たな出会いをデザインできるようになります。人との出会いを繰り返すうちによい話が運ばれるようになり、運気も高められます。

ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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