「もっと時間があれば、お金に余裕があれば …… 」とは、誰もが願うこと。しかし、「もっと、もっと 」と焦るこころからは、豊かな暮らし、こころの贅沢は生まれない 。「時間があるから、ていねいに暮らせる 」のではなく、「ていねいに暮らしているから、時間にゆとりが生まれる 」という理屈のほうが正しいのだ 。また、お金がたくさんあることと幸せとは、イコールではない。少しのお金でも、工夫とアイデアの腕で、豊かな毎日が実現できる。(八坂裕子)
お金をかけずに贅沢に暮らす(八坂裕子著)のメインテーマは
1日24時間を充実させて生きることです。
若い時は、時間が永遠に続くと思ってしまい、時間を無駄にしがちです。
しかし、50歳を過ぎた今、時間は私の最大の資産だと思えるようになりました。
毎日、確実に減っていく砂時計を見ているようなものです。
そして、それは突然、明日終わってしまう可能性もあります。
先延ばし癖をやめて、いまここを大事にするという当たり前の考え方が
この年になってようやく理解できるようになってきました。
本書には人生を充実させるための様々なメッソドが書かれています。
例えば、「朝、20分早起きして、ウォーキングしてみる。」とよいと
八坂氏は本書に書いていますが、これはオススメです。
本当にこれを実践すると、1日が変わり始めます。
(私も毎朝40分のウォーキングを習慣にしています!)
朝日を浴びながら、近所をウォーキングすることで
歩くリズムが脳に伝わり、朝からポジティブになれるのです。
朝の散歩で四季の変化を楽しめます。
季節の花の美しさや鳥のさえずりを五感から味わうことで
一日をよい気分でスタートできるようになります。
その日にやるべきタスクもこの朝のウォーキングの中で
整理しておくと、スタートダッシュを切れます。
歩いている時には脳が働いてますから、よいアイデアも生まれてきます。
あのスティーブ・ジョブズも散歩をしながらアイデアを作っていたそうです。
朝の新鮮な空気や景色の変化が脳を刺激し、ひらめきをもたらしてくれます。
最近読んだ天才たちの日課 (メイソン・カリー著)にも
多くの天才たちは散歩を習慣にしていたと紹介されていました。
チャイコフスキーは1日に2時間の散歩をしていたそうですし
フロイトも早歩きの散歩を心がけてたそうです。
アイデアが生まれれば、行動も変わりますから
散歩を習慣化することで、人生を充実させられそうです。
また、八坂氏は丁寧に生きることが重要だと言います。
ていねいに食べる。ていねいに着る。ていねいに住む。雑になってしまっていた毎日を、少しずつ、ていねいで豊かな暮らしにリセットしていくことで、これまで粗末にあつかっていたものや、時間の大切さがジワッジワッとわかってくる。その先で、あなたはもっと”自分らしさ”を表現でき、さらに自分白身の未知なる”人間らしさ”にも気づくはずだ。
私も一日一食にすることで、一回の食事がとても大切になりました。
食べ物への感謝の気持ちが強くなり、食材を今まで以上に
味わって食べられるようになったのです。
また、自分に必要のないことは、やめ始めました。
TVをやめたり、断捨離を行うことで、やるべきことがシンプルになり
その分だけやりたいことに集中できるようになったのです。
こう生きることで、時間の大切さがジワッジワッとわかってきました。
人生を充実させるためには、一日一日を自分らしく
丁寧に生きることがポイントなのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: B_20A College Hill – The Old State House – 150 Benefit Street – Looking West from the Doorway on the West Side via photopin (license)
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