人間というのは弱い存在であり、周囲に振り回されることが多い。だからこそ、自分の弱さが何かをよく知り、自分が本当に何をやりたいのかを常に確認する必要があるのだ。(伊藤元重)
東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと(伊藤元重著)の中の
「人間というのは弱い存在である」という言葉がとても心に刺さりました。
テレビで大活躍している東大の伊藤教授でも
自分を弱いと感じて、絶えず、自分のやりたいことをチェックしているのです。
凡人の私たちはこの姿勢を見習わなければなりません。
東大入学のために、田舎から出てきた伊藤先生は
周りの学生にコンプレックスを感じて自分を変えることを決めます。
偶然、古書店で見つけた加藤周一氏の名著、読書術に出会い
多読とスローリディングを自分に課しました。
確かに、読書を習慣にするためには、多読が近道かもしれません。
伊藤氏は1日一冊読むと決めて、読書をよい習慣として定着させるのです。
一日一冊への挑戦は、もう一つ貴重なものを私に残してくれた。それはこの挑戦によって、本を読む習慣を定着させてくれたのだ。それまでも本を読むのは嫌いではなかった 。ただ、夢中になって読書に没頭するというタイプではなかった。一日一冊に挑戦する間は、当然、かなりの時間を読書に費やすことになる。こうした生活が続くことで、時間があれば手元の本をとって読む。そうした習慣がなんとなく身についてくるものだ。
私も酔っ払い人生を20年以上続けてきたので
周りの優秀な人にいつも負い目を感じてきました。
彼らに負けない何かを持とうと考え、始めたのが読書だったのです。
子供の時から本だけは、読んできたので
この強みを伸ばそうと思い、9年前から多読にチャレンジしています。
読書を人生をやり直すための武器にしようと決めて
大量購読をスタートしたのです。
お酒を飲んでいた夜の時間と移動時間を全て読書に費やし
1日に2、3冊のペースで本を読み始めたのです。
多読で自信を生み出し、 変化のきっかけを作ることで
私の情報量は以前とは比べものにならなくなりました。
インプットの最大化を心がけると同時に、読書メモを作ったり
ソーシャルメディアでのアウトプットを心がけることで
私は多くの出会いやチャンスをを引き寄せてきました。
今では、このブログがその役割の中心になっています。
多読によって見つけた良書を、再読するのも読書の楽しみの一つです。
最初に読んだときにはとても歯が立たないようにみえた難解な内容も、何度か読むうちに信じられないような感じでその内容が頭にしみ込んでいくのだ。読書の醍醐味は 、同じものを何度も読めることにあるとも言える。
読書の醍醐味は、自分を成長させてくれる本を、何度も読み返すことかもしれません。
一生涯付き合える本を、何冊も持てれば、とても幸せになれます。
私は書棚やKindleに一生読みたい本をストックして
読み返すことで、自分を見つめ直す時間を持つようにしています。
著者との対話を何度もすることで、自分の変化も確認できます。
この至福の時間が、自分を成長させてくれるのです。
読書とは何かを知りたい人、アウトプットをしたい人、弱い自分を変えたい人に
東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なことをおすすめします。
また、有名人の読書術をまとめた私のKIndle本
人生を変えるための読書術もぜひ、同時にご一読ください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Book & Coffee via photopin (license)
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