読書は心の栄養です。まわりを明るく照らすためにも、まずは読書でしっかりと栄養をとって、自分自身の心を元気に明るく照らしたいものです。しかし、中にはたくさん本を読んでいるにもかかわらず、自分自身がすごく暗い方がいます。こういう方は、本を読むだけで実行せず、そのために読んだ知識が消化不良を起こして心に栄養が吸収されていないのです。(清水克衛)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
清水克衛氏の他助論の書評ブログを続けます。
読書を自分の栄養にするためには、ただ読むだけではダメだと著者の清水氏はいいます。
読んだ知識を栄養にするためには、行動する読書が必要なのです。
10年前までの私の読書は、消化不良型で栄養を吸収できていませんでした。
アルコール依存症だった私は、本を読むことは好きでしたが
ただ読書をするだけで、何も行動を起こさずにいたのです。
アルコールをやめようと思ったときに、私はアンソニー・ロビンズや
ブライアン・トレーシーを再読し、彼らのアドバイスを行動に移しました。
悪い習慣が人生をダメにすると理解できた私は
自分をよくすると決め、お酒をやめることに成功したのです。
本に書かれていることを実践することで、自分をよりよくできることに気づいた私は
良書を貪るように読み、良いと思ったことにチャレンジし、自分の習慣を変えていきました。
その結果、私の人生は劇的に変化していったのです。
行動する読書が、アルコールに溺れた最悪だった私の人生を救ってくれました。
他助論 [ 清水克衛 ] |
著者の清水氏も読書をしたら、すぐ行動すべきだと以下のようにいっています。
「本は読んだら即、実行!」が大切です。よいことを読んだらまず自分がそれを実践して、それで”成幸(幸せに成る)”したら、そのことを他人に教えてあげるのです。そうすれば、あなたは成幸したうえに、他人に教えてあげて”いい人”にもなります。
私が毎日書評ブログを書き続けているのも
自分が良いと思った本を読者の方に紹介したいからです。
実は、これが三方良しになっています。
■自分→書くことで自分の知識をより深めている。情報が集まる。
■読者→良い本を読むチャンスが広がる。
■著者、出版社→本の宣伝のお手伝い
この書評ブログを書くことで、私は多く果実を手に入れています。
清水氏はそれを端的に語っています。
自分の持っている知識を他人にあげると、自分の知識はなくなって、そこには真空が生まれます。空間は真空を嫌いますから、必ず代わりの知識が入ってきます。しかも、そのときには自分が教えた知識よりも、一つ上の知識が入ってくるようになっているのです。
読者や著者の方から、読むべき面白い書籍の情報が入ってくるようになります。
また、書評のフィードバックから、新たな視点をもらえます。
視点を多様化することで、面白いアイデアが浮かぶようにもなります。
また、著者の方ともご縁ができ、話しをしているうちに
様々なチャンスが舞い込んでくるようになったのです。
また、本書の他人のために本を読もうというメッセージが響きました。
せっかく読書で得た知識も、使わなければ宝の持ち腐れどころか、使わないでため込むと、知識のメタボリック症候群になってしまいます。そこで私がいつもおすすめしているのは、「他人のために本を読もう」ということです。具体的な誰かの問題を解決するために本を探して読み、自分が読んでよかったことをその人に話してあげる。
誰かのため(他助)の読書を始めると、読書の幅が広がります。
それを伝えることで、より多くの情報が入いるようになり、自分を成長させてくれます。
誰かのためと考えながら本を選び、ブログ書くとよりワクワクできるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: Rum Bucolic Ape #8/100 Reading via photopin (license)
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