仕事でつらいことがあったりすると、つい、同期や友人に声をかけてやけ酒に付き合わせたりしてしまう人もいると思います。これに関して、カリフォルニア大学のショーファット・オフィアらのおもしろい研究があります。報告によると、メスにふられたオスのハエは、アルコールの入ったエサを好んで食べたそうです。つまり、ハエでさえもやけ酒をするということです。(堀田秀吾)
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やけ酒をすると、イヤな記憶、イヤな気持ちがより強く定着してしまう。
やけ酒には注意が必要!
以前の私は嫌なことがあるとすぐ酒に逃避していました。
10年前までは、良いことがあれば酒!
悪いことがあった場合にも、浴びるように酒を飲み
自分の感情を誤魔化していました。
しかし、このやけ酒が全く意味がなかったことに気づきました。
堀田秀吾氏の科学的に元気になる方法集めましたの中で
東京大学大学院薬学系研究科の野村・松木の研究が紹介されています。
ビジネスマンやOLの方でも、やけ酒をする方は多いと思いますが
やけ酒は、悪い習慣で今すぐやめた方がよさそうです。
やけ酒ばかりしていると当然、自分の評判を落とします。
かつての私は、相当たちの悪い酔っ払いで
周りの人に迷惑ばかりかけていました。
やけ酒は、自分の評判だけでなく
自分のエネルギーも奪ってしまうことがわかっています。
科学的に元気になる方法集めました [ 堀田秀吾 ] |
やけ酒が嫌な記憶を強化する!
実は、やけ酒はストレス解消になるどころか、かえってイヤな記憶を強めてしまうことがわかったのです。東京大学大学院薬学系研究科の野村・松木の研究ですが、ネズミに電気ショックを与え、アルコールを注射し、そのあとどのようにふるまうかを調べた実験があります。アルコールを注射されたネズミは、電気ショックのことを忘れるどころか、かえって電気ショックによる恐怖を強め、臆病になってしまったのです。
嫌な気持ちを忘れたいから、やけ酒をするのでしょうが
アルコールは逆効果をもたらします。
忘れるどころか、飲酒に酔って嫌な記憶が強化されてしまうのです。
アメリ力国立衛生研究所のホームズらの研究によると
アルコールを常習すると、嫌な記憶を消す能力が下がるそうです。
以前の私のように毎日のようにやけ酒を飲んでいたら
嫌なことの記憶がどんどん脳裏に刻み込まれてしまいます。
楽しいはずのお酒が、ストレスの原因になり
時間とお金の浪費につながります。
この記事を書きながら、過去の飲酒癖を猛烈に反省しました。
読者のみなさんもアルコールでのストレス解消にはご注意ください。
確かにアルコールに依存していた私は
やけ酒を常態化することによって
脳が嫌な感情で支配されていました。
毎日、お酒を飲むことで嫌な記憶を脳に貯め込んでいたのです。
これでは幸せになれるはずはありません。
今はお酒は飲んでいないので、嫌な記憶は少なくなり
幸せな人生を過ごしています。
お酒を飲む時は、楽しいことを話題にした方がよさそうです。
まとめ
嫌なことがあったらと言って、やけ酒をあおるのはやめましょう。
ストレスを解消するためのお酒がよりひどい結果をもたらします。
辛いことがあったら、お酒に逃げるのではなく
別の解決法を探しましょう。
愚痴るのではなく、仲間に相談する!
失敗を受け入れ、解決策を考える!
瞑想をする! などのポジティブな方法を試してみましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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