すべてのお金の悩みを永久に解決する方法 (ビクター・ボック著)の書評② #習慣化

見返りを求めずに誰かのために何かをすることは、満たされた気持ちで一日を送るための必要条件である。(ジョン・ウッデン)

今朝のブログに引き続き
すべてのお金の悩みを永久に解決する方法 (ビクター・ボック著)の書評を続けます。
著者のビクター・ボックはお金への執着を捨てることで
お金の流れが変わることで、お金が貯まり始めると言います。
お金を貯めるためには、自分の潜在意識に
満たされているという気持ちを与えることが、最善の方法なのです。
では、どのようにすれば、お金への執着を捨てられるのでしょうか?

お金に対する「執着」を「好み」に高めることができます。この方法は「喜んで与えること」というものです。喜んで与えることとは、収入のこく一部を他人に与えることです。あなたは要求や条件を突きつけず、見返りを期待せずに、自分から喜んでお金を与える必要があります。一見、この方法は奇妙に思えるかもしれません。お金が十分にないから困っているのに、自分の収入のごく一部を与えてお金の悩みを解決するという発想は支離滅裂なように感じることでしょう。

収入のごく一部を慈善団体に寄付すること、見返りのない行為をすることで
自分のお金の悩みは解決するという逆説的な話が、本書の醍醐味かもしれません。
お金に好かれる人になるためのヒントは、お金の循環にあるのです。

お金を受け取るためには、お金は循環しなければなりません。お金の動きを妨げると、お金の流れをせき止めることになります。お金の流れをせき止めると、お金があなたに循環しなくなります。お金は体内を循環する血液のようなものです。循環しなければ、機能が停止してしまいます。

お金にしがみつくことは停滞を意味するのです。
寄付するという行動は勇気が要るかもしれませんが
著者は何千ものケーススタディをチェックし続け
この方法は間違いないと太鼓判を押しています。

お金にしがみつくことは停滞をもたらします。お金が絶えず入ってくるようにするためには、お金を循環させる必要があるのです。お金を与えることに恐怖を感じるかもしれませんが、その必要はありません。あなたはもっと多くのお金を手に入れることができます。お金を与えることに抵抗を感じるなら、落ち着いてください。世の中のお金が不足することは絶対にありません。与えるお金がどの程度であれ、あなたはそれ以上のお金を得ることができます。お金を手放すことを恐れないでください。現金を手放すプロセスの中で、あなたはお金に対する執着を手放すことになります。心配はいりません。お金は必ず戻ってきます。お金が循環しているかぎり、それはふたたびあなたのもとにやってきます。

お金を手放すのを恐れないというのは、なかなか難しいことですが
返報性の法則がお金にも当てはまると考えられれば、寄付なども実行できそうです。
前回、紹介した「お金を引き離す力」が寄付という行為で弱くできるのです。

返報性の法則によると、すべての人は自分がすすんで与えるものを人生で受け取ることになります。エネルギーは出した量に応じて戻ってきます。ただエネルギーの形態が変化しているだけです。この法則を無視すると、苦難を経験するはめになります。しかし、この法則にしたがえば、人生で多くの恩恵を得ることができます。喜んで与えることを実行すると、お金に対する「執着」を「好み」に高めることができます。いったんそうなると、「お金を引き離す力」が弱くなり、お金の流れがよくなります。喜んで与えることの恩恵は人生のすべての分野におよびます。この方法を実行する人はお金の心配をすることなく、着実に財産を築くことができます。

寄付の金額の目安は個々によって異なります。
収入の1%から5%を寄付することでお金に対する執着を減らすことができるのです。
まずは寄付をすることを習慣化し、自分の気分を良くしてみましょう。

私も今行っている寄付の金額をもう少しアップしてみることを決めました。

本書すべてのお金の悩みを永久に解決する方法を読めば
与えることが引き寄せにつながることが理解できます。
ロンダ・バーンのファンの方にはお薦めの一冊です。

今日もお読みいただき、ありがとうございます!
すべてのお金の悩みを永久に解決する方法 (ビクター・ボック著)の書評

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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