すべてのお金の悩みを永久に解決する方法 (ビクター・ボック著)の書評 「お金 を引き寄せる力」を最大化し、「お金を引き離す力」を最小化すること

われわれは自分がふりをしているものになる。だから、どんなふりをするか気をつけなければならない。(カート・ボネガット)

あなたがつくるすべてのものは、つねに思いから始まります。何らかの思いを抱かないかぎり、何も生み出すことができません。イメージが心の中に植えつけられて初めて、そのイメージを現実にする作業が始まるのです。したがって、何かをつくり出す第一歩は、つねにイメージが心の中に植えつけられることです。(ビクター・ボック


すべてのお金の悩みを永久に解決する方法 (ビクター・ボック著)

思考は現実化する、潜在意識を活用しようと言う話なのですが
引き寄せはネガティブ思考にも反応します。
例えば、お金がないという恐怖心をもてば、その状態が引き寄せられるのです。
イメージするものを間違えてしまうと
全く欲しくないものが引き寄せられてくるのです。

破壊的な思いを潜在意識の中でずっと抱きつづけると、人生で破壊的な経験をするはめになります。建設的な思いを潜在意識の中でずっと抱きつづけると、人生で建設的な経験をすることができます。

その解決策が「引き離しの法則」なのです。
引き離しの法則とは、どんなイメージに対する異常な執着であれ
そのイメージが現実になることを妨げるのです。
執着は脅迫観念を助長して不快な経験につながります。
執着を持っていると不満と絶望にさいなまれます。
その結果、執着すればするほどその対象を遠ざけてしまうのです。
お金に執着すれば、いくら手に入れても満足できません。
お金に満足できなければ、その不安な状態が普通になり
潜在意識がお金を拒否し、お金がなくなってしまうのです。
お金に執着することは、心理的な緊急事態を引き起こし
逆にお金を遠ざけてしまうのです。

この執着を捨てない限り、成功には至りません。
執着を好みに変えて、不安をなくし、心の平和を取り戻すのです。
お金に執着せずに、好みに変えて、ワクワクするモノだと捉え直せばよいと言います。

執着はつねに不要です。執着から解放されると、精神的負担のために苦しむことなく、自由な人生を謳歌することができます。執着をもつと、人生を存分に楽しむことができなくなります。しかし、もし執着のために心が乱されなくなれば、充実した人生を送ることができます。「執着」を「好み」に高めれば、欲しいものをより早く、より少しの労力で手に入れることができます。もはや心配のためにびくびくする必要がなくなります。執着をもつことの代償はあまりにも大きいといわざるをえません。「執着」を「好み」に高めることは、損失を削減する最高の方法です。

執着を好みに高めるのは、心の持ち方の問題です。
人生を楽しむためには、執着から解放されることなのです。 

そうすれば、人生の損失を削減できるのです。

お金を引き寄せるために「執着」を「好み」に高めるという発想は、一見したところ矛盾しているように思うかもしれません。あなたはお金を増やすためにお金に対する執着を捨てる必要があるのです。この考え方は奇妙に聞こえるかもしれませんが、これこそが引き離しの法則なのです。そんなにたくさんのお金がなくてもやっていけると思えるようになると、不思議なことに、たくさんのお金が流れてきます。お金に対する執着から自分を解放すると、お金がどんどん入ってくるのです。お金を得ようと躍起になるのをやめると、たちまちお金が手に入ります。これこそが、お金が流れる仕組みです。

お金を手に入れるためには、心の持ち方を変えることだという
このビクター・ボックの考え方は、とても不思議なものですが
まずは、この考え方に慣れてみようと思います。
そのために、今日から執着しないことを意識してみようと思います。

また、本書で改めてイメージの力を認識しました。

心の中で抱いているイメージは、強い振動を発する爆弾のようなものだ。いったん爆発すると、いかなる強固な岩石をも粉砕し、望んでいる変化をつくり出す。(パラマハンサ・ヨガナンダ)

嫌なイメージが浮かんだら、すぐに本書のアドバイス通り、
取り消し、取り消し」と言えば、よいのです!
こうすれば、このネガティブな感情が潜在意識に届くのを防げます。

今日も読んでいただき、ありがとうございます!
 
Photo Credit

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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