ちきりん氏の多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~を
ドバイから帰国するときに読んでいたら、以下の言葉を見つけました。
ドバイの金銭感覚を象徴してる言葉だと思い紹介します。
ドバイにある日本食レストランの経営者が、「ここのお客さんは、材料がハラルかどうかは気にするけど、値段を気にする人は誰もいない」って言ってて笑った。ハラルはイスラムの戒律に則って調理された食品のこと。彼らにとっては、値段なんかよりそのことのほうがよほど大事。
ドバイには世界の一流ホテルが集まっています。
ウェスティン、コンラッド、ケピンスキー、グランドハイアットなど
町中に欧米のホテルが数多く進出しています。
ドバイ人は世界一戦略を取っているために、ホテルのスケールも異なります。
ディスプレイや装飾なども世界の一流品が使われていて、規格も桁外れです。
前回紹介したアルカサルなどは強大なリゾート施設という感じで
富裕層のためのリラクゼーション空間として人気を得ています。
ここドバイにには世界中のレストランが集まり、和食レストランもいくつもあります。
多くのモールが作られ、エルメスなどのブランド品も手に入れられます。
オイルマネーが世界中の逸品をここに集めてきているのです。
彼らの基準にあいさえすれば、本当に値段など気にしないのです。
実際、ホテルやレストランの価格は、日本より高いです。
ブランドショップにも日本よりはるかにプライスの高めの商品が並んでいて
彼らの購買パワーに驚かされます。
ドバイの人たちは自分たちのルールを大事にしています。
その一つがハラルで、これに関しては厳しい基準を設けています。
ドバイのルールは厳しく、インドネシアやマレーシアの基準とは異なるので
日本からの進出の際には、注意が必要です。
しかし、おいしいものや価値のあるものにはしっかりとお金を払いますから
中東のイスラムのルールや嗜好にあわせたプロダクトを供給できれば、チャンスが広がります。
また、ドバイには中東やアフリカのビジネスマンや観光客が数多く集まっています。
ここで受ける商品を生み出せれば、ドバイをショーケースにして
今後人口が爆発するイスラム圏で、強固なポジションが築けるはずです。
2010年にはイスラム人口は16億人を超え
2030年には世界人口の30%に達し、世界最大の宗教になると言います。
このマーケットを取るための勉強が日本企業には必要なのです。
ドバイでハラルを意識した食材を提供できれば、マーケットは確実に広がります。
ここの基準でビジネスができれば、成功の一歩を踏み出せるのです。
ちきりん氏は同じ本でインドネシアについて以下のように書いています。
あたしが今から何か稼ぐ力をつけないといけない立場だったら、間違いなくインドネシアにわたって、ハラルを含め、イスラムの人に向けての商売の方法について学ぶだろうな。それを活かした稼ぎ方なら、いくらでも思いつける。)
インドネシアやドバイでは今後ますます富裕層が増えてきます。
その際、ハラルがキーワードになることは街がありません。
ドバイでのビジネスにはハードルがいくつかありますが
中東アフリカでの入り口のドバイは無限の可能性を秘めています。
私たちはこのドバイをインドネシアと同様に戦略エリアだと捉え
進出支援のビジネスを始めていこうと考えています。
昨日までのパートナーさんとのミーティングで
来年の早いタイミングでドバイのビジネスをスタートできそうです。
3月には、またツアーを行いますので
現地の桁外れのマーケットをご一緒に体験しましょう。
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