返報性の法則、応援と感謝で変わる!ソーシャルメディアの流儀 書評2

ソーシャルメディアの強い特性に「返報性の法則」があります。
「返報性の法則」は、人間の持つ心理のひとつで心理学用語です。
人は他人から何らかのGiveをいただくと、そのGiveに対して
お返しをしなければならないという感情を抱くのです。

相手が好意をもって一生懸命にコミュニケーションすれば
人は思わず応えてしまうこともありますね。
ビジネスなどでもそうだと思いますが
飲食店などで特別なサービスを受ければ、ファンになって
またそのお店に通ったり、その店のエバンジェリストになって
いつの間にか拡散のお手伝いなどをしていることも多いですよね。
 
この「返報性の法則」をソーシャルメディアの世界に持ち込んだのが
我らがNobu Yokochi(横地ノブ) さんです。

ソーシャルメディアの流儀という新刊で
彼の考える独特なソーシャルメディア活用法が余すことなく紹介されています。
横地ノブさんはFacebookなどソーシャルメディアでの情報発信では
できるだけ一人よがりな情報発信をしないことだと語ります。
徹底的に他者が喜ぶ情報発信をするべきだと言うのです。
人のための情報発信を手伝い、Giveすることで
自分のビジネスの情報を他者にソーシャルメディアで発信してもらう
ソーシャルメディアに「返報性の法則」を応用してみるのです。

キーワードは「応援と感謝」
他者、友人や仲間を徹底的に応援することで
巡り巡って、自分を応援してもらうというのが彼の戦略です。
この「応援と感謝」で成功している経営者やビジネスマンの成功事例が
このソーシャルメディアの流儀には数多く紹介されています。
まずは、彼らの成功事例を真似してみるのも面白いですね。

多くのソーシャルメディアコンサルタントが
一生懸命情報発信せよと説きますが、ノブさんは全く違うスタンスです。
凡人にはネタがないからメディア的な絶えず
新しい情報を発信し続けるのは難しいと言います。 
新しいネタ探しに困り果て、それこそソーシャル疲れをしてしまいます。
ソーシャルメディアはタイムラインで流れてしまいますから
同じ写真やコメント、ブログのリンクなどを何度でも使えるのです。
投稿は一回きりではもったいないというノブさんの考えは面白いですね。
海外のブロガー達も確かに過去の投稿をソーシャルで活用しています。

「いいね!」やコメントをGiveすれば最終的に自分に返ってきます。
コンテンツを反復活用しながら、投稿をしっかり習慣化すればいいのです。
他者の投稿に「いいね!」やコメントをつける当たり前の行動が
ソーシャルメディアでの成功の秘訣のようです。
ソーシャルメディアにこの「応援と感謝」の考え方を取り入れて
ビジネスでの成功を目指しましょう!
Photo Credit http://www.flickr.com/photos/dip108/388012741/
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キーマンズネットのFB記事連載です。(4月1日更新)
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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