私の音楽を町に連れ出すという体験は
Sonyの初代ウォークマン(WALKMAN)から始まりました。
その初代WALKMANは私が音楽にのめり込んでいた高校2年の
1979年にリリースされたのですが、
この時の外出先で音楽を楽しむという体験が
私の第一次音楽革命だったのです。
外出先で好きな音楽を聞く事で町の景色が一変し
自分の世界が広がったことを今でも鮮明に覚えています。
それほど、WALKMANというギアは当時はイノベーティブだったのです。
今でもウォークマン(WALKMAN)のことを思い出すと
それを使いながら都内の私立の高校に通っていた30年以上前の通学風景や
夏の鋭い日差し、町の香りなどを当時聞いていたサウンドと
共に鮮やかにそのときのシーンを思い出します。
ウォークマン(WALKMAN)が町に音楽を連れ出すことを
可能にしてくれたおかげで景色と音楽をしっかりと結びつけて
記憶に残せるようになったのです。
当時は持ち出せる音楽はカッセトテープだけだったのですが
当然、それでは持ち出せる音楽に限りがあります。
それを解決したのが、あのスティーブ・ジョブズで
2001年のiPod登場以降はiTunesにストックしたデジタルサウンドを
1000曲以上も町中に持ち運べるようになったのです。
iPodやiPhoneを使い、気分や景色に合せて聴く音楽を変えることで、
私のMUSIC LIFEはより豊かになりました。
これが、私の第二次音楽革命と言えるかもしれません。
曲をより多く持ち運ぶことで音楽をより日常化させたのです。
そして、今、私の中で第三次音楽革命と言える体験が進行しています。
50歳を過ぎて、再び少年の心を音楽で取り戻すすことができるようになったのです。
そのキッカケはゼンハイザーの密閉型ヘッドホンMOMENTUMとの出会いで
その出会いにより、私は自分の過去との対話を始めることが
できるようになったのです。
実はこの度、ゼンハイザーさんと松村太郎さんとの共同企画「耳福プロジェクト」を
スタートし、私もブロガーの一人として、記事をアップすることになりました。
(7人のブロガーのまとめ記事はこちらで読めます!)
その際、モニターで提供いただいたのが
ゼンハイザーのMOMENTUM Blackだったのです。
実は、私は数年前からゼンハイザー【SENNHEISER】の
カナル型ヘッドホン CX300-2 Chromeなどを使って
iPodやiPhoneで大好きなBlack Musicを楽しんでいました。
さすがゼンハイザーということで、5,000円ぐらいのカナル型のヘッドフォンでも
素晴らしい音を再現してくれ、私は、十分満足していました。
そして、今回この「耳福プロジェクト」を進めていく中で
ゼンハイザーさんの青山一丁目のショールームでの体験を通じて
私のヘッドフォン&MUSIC LIFEは大きく変わり始めたのです。
耳を上から塞ぐいわゆるヘッドフォンはここ最近ほとんど使っていなかったのですが
ショールームで自分のiPhoneから流れるGeorge Bensonのギターを
MOMENTUM Blackで聞いた瞬間、私の耳が今まで気付いていなかった
George Bensonの新たなギターサウンドを発見したのです。
それだけMOMENTUM Blackの再現性が素晴らしい証拠なのですが
この正確な再現性によって、私の音楽体験が変わり始めたのです。
因にその時、聞いたのは彼の代表作Weekend in L.A.で、
私はこれを聞くことで、一気に70年代後半から80年代前半の青春時代に戻ることができ
その頃の若い自分との対話を始めることができたのです。
カナル型ヘッドホンとは異なるMOMENTUM Blackの音の広がりが
私を驚かせ、そして、直におじさんの私の心をとらえ、体を踊らせたのです。
Black Musicを中心に聞くようになった1985年以降私はどちらかというと
トラディショナルなSOULシンガーやグループの歌モノを中心に聞いてきました。
しかし、MOMENTUM BlackでGeorge Bensonのギターを聞いた瞬間に
私はギターサウンドをMOMENTUM Blackで聞くことに快感を覚えたのです。
George Bensonを選んだのは、ゼンハイザーと言えば
JAZZというイメージがあったからだったのですが
MOMENTUM BlackがGeorge Bensonのギターサウンドを生き生きと躍動させた瞬間に
私は懐かしの70年代、80年代ROCKを聞きたいと心の底から思ったのです。
どちらかというとこの20年以上敬遠してきたROCKを突然聞きたくなったのです。
冒頭のウォークマン(WALKMAN)がリリースされた前後に聞いていた
ROCK MUSICを再び聞いてみたいと強く思ったのです。
より音楽の魅力を際立たせるMOMENTUM Blackは
ほかの密閉式のヘッドフォンとは異なり。デザインもクールで
外出時に耳に装着してもファッショナブルなので
おじさんも勇気を持って使い始めることができました。
また、軽く柔らかいイヤーパッドを採用しているので、長時間使っていても疲れません。
iPhoneで音楽を聞く時に、これほど音に集中できるヘッドフォンはなく
今まで以上に音楽を楽しめるようになったのです。
「クオリティの高いサウンドを集中して聞ける!」
「過去のサウンドを意識して聞ける!」という二つの意味で
私にとっての第三次音楽革命がスタートしたのです!
そして、過去の思い出のサウンドに再び対峙して
新たな発見を得られる最強のギアがMOMENTUM Blackなのです。
そして、モニターのMOMENTUM Blackを開封したあとで
一番最初にiTunesでダウンロードしたのが
ROLLING STONESのBlack & Blueだったのです。
Ronnie Woodが加入した新生STONESの1976年の名作なのですが
このアルバムの「Hand Of Fate」こそが、私にとって
MOMENTUM Blackで聞きたい一曲だったのです。
ドラムとギターで曲が始まった瞬間にすぐにタイトなサウンドに引き込まれます。
他のヘッドフォンではこんなことはなかったのですが
ROLLING STONESの5人のサウンドがハードに耳の中で広がるのです。
そして、そのハードなサウンドが耳から体全体に広がり
すっかりどこかに置き忘れていたROCK MINDを私に思い出せせたのです。
左右のヘッドフォンで二人のギターが生き生きと掛け合い始めた瞬間に
私の体と心はこのアルバムを買った中学2年生の少年時代に戻れたのです。
密閉式のヘッドフォンで音楽を再生すると驚くほどに音に集中できます。
今まで以上にギターが前面に飛び出してMick Jaggerのボイスに絡み付くのです。
そして、まるでギターのCMのようにKiethとRonnieのギターが踊り出します。
この体験で一気に私は70年代、80年代のROCK MUSICに再会したくなりました。
そして買ったのがこのBlack & Blueを含めた3枚のアルバムです。
(これ以外にも日々増えているのですが、別途ご紹介します。)
Black & Blueの次に試したのが、QueenのSheer Heart Attackです。
彼らの高音から低音までのハーモニーとBrianのギターを
MOMENTUM Blackで試したかったのです。
Sheer Heart Attackは、私がRockに目覚めた中学校一年生の1975年に
ヒットしていたKiller queenが収録されている彼らの初期の代表作です。
いきなりオープニングのBrighton Rockで
MOMENTUM Blackの実力を思い知らされます。
Brian Mayのギターが耳の中で炸裂し、左右を暴れまくります。
そこに、Freddie Mercuryのハイトーンのボーカルが絡むのですが
彼らの多彩なサウンドをしっかりゼンハイザーが低音から高音まで拾いまくります。
特にBrianのギターの音の伸びが今まで聞いていたモノとは別物で
私の耳にしっかりと刻まれ、新しいカタチとして残るのです。
4人のハーモニーが耳の中で広がることで、曲が生き生きと踊りだし
私の以前の印象よりも遥かによくなりました。
また、一曲一曲が短く感じられるようになりました。
今朝の通勤でも聞いていたのですが、音に集中できたことで
私の長い通勤時間が短く感じられたほどです。
同時に彼らの4枚目の名作A night the operaも購入したのですが
こちらもQueenのサウンドが縦横に音が広がり、楽しめました。
特にDeath on two legsのBrianのギターが素晴らしく
今後も私の定番になりそうです。
ギターと言えば、中学の時に好きだったのが、Steve Howe。
彼のソロが印象的だったライブアルバムのYessongsを試しました。
Yesと言えば、完璧なサウンドが有名で
このライブでも個々のメンバーの高度な演奏を楽しめます。
特にMood for a dayのSteve Howeのギターは素晴らしく
指の動きの再現性や音の広がりに驚きました。
Close to the edgeやRound aboutなど彼らの代表作を改めて
MOMENTUM Blackで体験することで
私は忘れていた中学、高校時代にあっと言う間に戻ることができました。
過去のサウンドをよい音で集中して聞けることで
音の一つ一つが若い時の自分時間をよみがえらせ
若いときの自分との対話ができるのようになったのです。
例えば、Yesのサウンドを聞きながら受験勉強をしていた夜の自分の部屋を思い出したり
仲の良かった友達とのROCK談義などの会話を思い出せたりします。
忘れかけていた記憶を蘇らせることで自分の夢を思い出したり
そこからやる気をチャージすることで、この数日で気持ちが相当若返りました。
過去の記憶を景色や空気感までをはっきり思い出すことで
青春時代を二度楽しめるようにもなりました。
実は、この記憶はながら聞きでは、再現できなかったかもしれません。
MOMENTUM Blackのサウンドの再現性により音に集中できることで
私の脳の中にしまい込まんでいた記憶がはっきりよみがえったのです。
今まで書いてきたように。耳をハッピーにさせることで過去の自分と対話できます。
私の音楽をめぐる冒険がMOMENTUM Blackのおかげで再び始まりました。
過去と現在、そして未来の素晴らしいサウンドをこれからも楽しみたいと思います。
ハーモニー&メロディーと考え抜かれた複雑な構成のYESの最高な演奏こそ
MOMENTUM Blackにふさわしいと思いました。
MOMENTUM Blackは複雑な音になればなるほど隠れた音が見つけられます。
また、演奏者のテクニックが高ければ高いほど力を発揮します。
この発見によって、音楽を聞く新たな楽しみができました。
今後はROCKだけでなく過去の名作やJAZZやCLASSIC、SOUL、R&Bなどでも
今まで気付けなかったサウンドを楽しみたいと思います。
MOMENTUM Blackと出会い、George Bensonのギターを聞いたことで
私のROCK魂に火がつきました。
この後もMOMENTUM Blackのレポートを
松村太郎さんや他のブロガーさんと一緒に続けたいと思います。
アプリそうけん(スマホのアプリ紹介)はこちらから
キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)
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