新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣の書評 #古川武士氏 #習慣化

人は習慣の生き物だと言われています。
私も習慣について、日々このブログで発信していますが
習慣を上手にコントロールすると人生の満足度は変わってきます。
習慣について考え、アクションを起こし、継続することを
引き続きこのブログで考えていきたいと思います。

そして、習慣について考える中で紹介したい一冊が
古川武士さん新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣です。

習慣化コンサルタントの古川武士さんの書籍やブログを読むと
習慣をコントロールする手法が簡単に学べます。
私も悪い習慣をよい習慣に置き換えることで人生をポジティブに変えてきましたが
古川さんの新刊の新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣
正に悪い習慣がいかに人間をだめにするか!
そして、その悪い習慣をどう良い習慣に置き換えていくかが
わかかりやすく書かれていて、とても共感しました。

先延ばし、ムダ遣い、ダラダラなど、誰でも人にはやめたい悪い習慣があると思います。
この悪い習慣もこの新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣を読んで
書籍に書かれている実践プログラムにチャレンジすれば
3ヶ月から1年で確実にやめられると思います。

新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣の冒頭では
人間の習慣についての考察が簡潔にまとめられていますので、まずは引用します。

人間は習慣の動物です。デューク大学の学者が2006年に発表した論文によると、「毎日の人の行動の、40%以上が意識的な行動ではなく、無意識的な習慣である」ということです。脳は、1日何万回という意思決定をいちいち下さなくとも、無意識に繰り返せるよう習慣化する性質があります。人の脳は習慣という自動行動プログラムを作るのです。あなたも食事、1日の過ごし方、付き合う人、遊ぶ場所、などがパターン化されていませんか?パターンとはすなわち、習慣です。 

人生の40%が無意識的な習慣ならば、これを改善することが早道ですね。
まずは、パターン化された行動を書き出し
意味のない悪い習慣をやめるとよいでしょう。
その際、必要になるのが、その行動が
自分の人生にプラスになる習慣かどうかを考える癖を身につけることなのです。
以下、古川さんのよい習慣と悪い習慣の定義を引用します。

よい習慣とは、自分の将来や現在の豊かさにプラスの影響を与えるものです。一方、悪い習慣とは、目先の快感からついやってしまい、中長期的にはマイナスの影響を与えるものです。たとえば、嫌な仕事を先延ばしする、甘いものを食べ過ぎてしまう、ネットサーフィンで時間を浪費し過ぎてしまうなどです。すなわち・中長期でメリットがあるものは、よい習慣、逆にデメリットがあるものが悪い習慣という定義です。

私は6年前に自分の人生を駄目にしている悪い習慣をすべて書き出しました。
ドクターのアドバイスもあり、特に、飲酒について真剣に考えたのです。
そして、飲酒が怠け癖や先延ばし、不健康など
私の人生を酷くするすべての原因になっていると
気付ききっぱりと断酒することにしたのです。

なぜ、きっぱり断酒したかというと、中途半端に終わらせたくなかったからです。
一度習慣になったものは「習慣引力の法則」が働き、なかなかやめられないのです。
特に、アルコールはやっかいで、数年にわたる断酒を続けていた者であっても
一口でも飲酒してしまえば、再び元の飲酒状態に戻ってしまう可能性が
非常に高いという文献を読んだので、完全にやめてしまうことにしたのです。

人間の脳はその生存本能から、変化に抵抗し、現状を維持しようとします。変化は危険であることが多いからです。つまり、脳にとって新しい行動は、よい習慣、悪い習慣の区別なく、変化である限りやめさせようとします。だからこそ、英語学習や運動、家計簿などのよい習慣だとしても、新たに始める習慣は「変化への抵抗」のせいで、なかなか続きません。これが3日坊主のメカニズムです。一方、悪い習慣がやめられないのも同じ理屈です。一度習慣になったものは、脳が必死に維持しようとします。なぜなら、それは「いつもどおり」と認定されたことだからです。これが「習慣引力の法則」です。つまり、悪い習慣をやめるとは、「習慣引力」の範囲に入った習慣を解除するということなのです。


その悪い習慣をやめるためには2つのことを行うだけで良いと古川さんは言います。

1つめはドーパミンが大量分泌されるような誘惑のキッカケを減らすことです。タバコなら喫煙所に近づかない、ダイエットならコンビニに寄らない、ネットサーフィンならネットを一定時間切っておくなどです。このように誘惑のキッカケを減らすか、遠ざけるだけで、ずいぶんと挫折要因を潰すことができます。2つめは誘惑ホルモンに打ち勝つだけの「こころの体力」をつけることです。

私も自力で6年前に断酒したのですが、まずは誘惑を断ちました。
お酒を出すお店にはいっさい近寄りませんでしたし
心が痛くなりましたが、飲み友達とのつきあいも一切避けたのです。
まずは、危険分子を遠ざけることが重要なのです。
そして、強いハート=古川さんが言うところの「こころの体力」を鍛えたのです。

「こころの体力」とは「こころの筋力」とエネルギーから成り立ちますが
「こころの筋力」を鍛えることがまずはスタートラインになります。
「こころの筋力」について以下引用します。

「こころの筋力」は自制心、つまり欲望をコントロールできる根本的な力のことです。 筋力をつけるには、よい習慣、日課をきちんと増やしていくことが重要です。つまり、よい習慣をーつずつ増やしていくと、自分をコントロールする「こころの筋力」がどんどん強くなります。その中でも、「筋力」を強くするのにお勧めの習慣は、「片づけ」「早起き」「運動」の習慣です。この3つを身につければ、非常にパワフルな自制心が鍛えられます。 こころの筋力は鍛えれば強くなり、サボると衰えます。ぎない自信、強いパワーが生まれます。

また、エネルギーはぐっすり眠ったり、十分な食事をとるなどゆとりある生活を送れば
満たされるようになります。
エネルギーを充足させるのは生活改善がキー
その結果ヘルシーライフが手にはいるのです。

私も断酒することで、早寝早起き、ダイエット、勉強時間の確保
二日酔いのない健康な生活などいくつものメリットを享受できるようになったのです。
悪い習慣をやめれば、以下のメリットが享受できると古川さんは書いています。
①生活の主導権を取り戻せる
②他の悪い習慣もやめる力がつく
③健康になる
④時間が生まれる
⑤仕事、私生活ともに充実する
⑥結果、セルフイメージが高まる
⑦毎日が快適になっていく
私も②の他の悪い習慣をどんどんやめられれるようになり
ダラダラだった自分の人生をポジティブにすることができました。
今回、新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣を読むことで
習慣化について、改めて整理できました。

アプリそうけん(スマホのアプリ紹介)はこちらから
キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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