心理学者のダニエル・カーネマンの次の言葉は有名ですが
現代人の幸せとな何なのか? を考えるときのヒントになります。
ストレスはGDPの低い国より高い国の方が大きい。うつ、怒り、悲しみ、肉体的苦痛は貧困国の方が多いが、悩みが少ないという点は興味深い。貧しい人々は、豊かな人々より悩まないということだ。(ダニエル・カーネマン)
私たちはストレス社会を生きていますが
脳の使い方次第で幸せは見つけられるはずです。
私は最近では嫌な言葉をできるだけ使わないようにしています。
脳に響くよいアフォメーションをいつも心の中でつぶやいて
自分をハッピーな状態に保つようにしています。
茂木健一郎の脳がときめく言葉の魔法も脳をハッピーにしてくれる一冊で
買って以来毎日、読み返して、脳に刷り込んでいます。
最近ですとアルフレッド・アドラーやパム・グラウトに近い感じで
このブログでも取り上げています。
その脳がときめく言葉の魔法でダニエル・カーネマンの幸福についての考え方が
わかりやすく紹介されていましたので、今日のブログに備忘録として書いておきます。
幸福のとらえ方には経験の自己と記憶の自己の2つの自己が存在していて
幸せの感じ方が異なると言うのです。
アメリカの心理学者でノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが、幸福のとらえ方にはふたつの要素があると語っています。「経験の自己」と「記憶の自己」というものですが、これらは自分の中にふたつの自己が存在し、それぞれ幸福に対してとらえ方が異なるというのです。簡単にいうと、幸せを感じるときにはふたりの自分がいるということです。
■経験の自己=今を楽しむことで幸せを感じること。
■記憶の自己=たいへんな思いをしたが、振り返ると幸福を感じること
たとえば、今このときを楽しむというのが好きという人がいますね。経験の自己というのは、今を楽しむことで幸せを感じることです。そしてもうひとつは、紆余曲折や苦しいことを経験しながらも、振り返ると「あれをやってよかった」「あれができたからこそ、今自分は幸せを感じることができる」という満足感が生み出す幸せというものもあります。これが記憶の自己というものです。
では、どちらの幸せが重要かといえば、やはり人間にとって大事なのはふたつめの幸せ、記憶の自己がとらえる幸福感だといわれています。
ひとつは、旅行中はすごく楽しくて、すべて予定どおりに終わる旅行。もうひとつは、途中でトラブルに巻き込まれたりして、予定どおりにいかない旅行です。あとで、このふたつの旅行を振り返ったとき、楽しかった記憶として鮮明によみがえるのは、波乱に満ちた旅行だといわれています。
スーツケースがなくなっとか?Wブッキングで席がなかったなどの
トラブルがあった旅行の方が幸福感が強い気がします。
仕事でも辛かった経験を乗り越えて成果を得たもののほうが印象的です。
普通の体験では幸福感は残らないのかもしれません。
まったりと穏やかに暮らすことに幸せを感じる人もいるでしょう。ですが、時間が経って振り返ったときに「あのときは大変だったけど、今考えるといい経験になった」と思えることのほうが、脳は幸福を感じるのです。
チャレンジした方が良さそうですね。
たとえ、夢が叶わなかったとしても、満足度が高いなら
アクションは絶対にしておくべきですね。
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