傾聴することによって、情報発信の価値が高まる。勝つ人はなぜ、「この言葉」を使うのか?の書評④

私は人の話を聞くのが上手です。 
私は学問のある他人が全部私よりよく見え、 
どんな話でも素直に耳を傾け、 
自分自身に吸収しようとつとめました。 
よく他人の意見を聞く、これは経営者の第一条件です。 (松下幸之助)

経営の神様、松下幸之助氏の言葉はさすがに重いですね。
経営者の条件は人の話を聴き、吸収することが重要だと喝破しています。
聴くことは経営だけでなく、コミュニケーションのスキルとしても必須です。
自分が喋らずに相手の話を聴くことが勝者の条件だと書かれています。

重要なことは、無意味に人を挑発する言葉を避けることです。本当に相手に同意できないのであれば、それは真正な意見の対立になります。しかし意味のない対立をあおってはいけない。動かぬ証拠でもないかぎり、相手を質問攻めにすることは無意味です。不要な対立は必ず不要な混乱につながる。一番賢明なやり方は、自分が一番賢い人間かのように振る舞うことなく、むやみにしゃべらず、相手との間に冷静で穏やかな状態を保つように心がけ、ときに応じて静かに発言することである。勝者はすべての場面で勝つ必要はない。重要な場面で力を発揮すればいい。

人とのよい関係をつくりたければ、コミュニケーションを変えることです。
相手の話をじっくりと聞き、相手に敬意を表すことが
コミュニケーションの入り口なのです。

しかし、自分のことを話たくなるのが人間の性。
自分の価値を人に必要以上に伝えたくなってしまい
私などはいつも喋りすぎて、墓穴を掘ってしまいます。

遅まきながら、自分を賢く見せない!ことを決めました。
ついつい自分をよく見せるために、私はいつも喋りすぎてしまいます。
必要以上に喋らないことを意識し、習慣化すればよいのです。

そのためには、まずは、相手に語ってもらうことです。
自分の話をせずに、相手の話を傾聴できるようにし
穏やかな関係をつくれれば、よいコミュニケーションが生まれそうです。

ソーシャルメディア時代は傾聴だとよく言われますが
リアルでの会話でも相手の話をじっくり聞くことがポイントですね。
これからの時代はソーシャリアルでの情報発信力が武器になるのですが
ただ単に自分の考えを発信するのではなく、相手の立場を見極めなければなりません。
相手の話をしっかり聴き、他者に貢献できる情報を発信できなければ
一方通行のコミュニケーションとなり、意味がないですね。
まだまだ、この点では反省することが多いのですが
今日から、聴く力をしっかり鍛えたいと思います。 

最後にデール・カーネギーのこの言葉を紹介して、今日のブログを終わります。
人の話を聞くことにより、人生の80%は成功する。  
成功の条件は相手に敬意を表し、人の話を傾聴することなのです、           




この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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