人生で自分の身に起こった出来事はすべて自分で責任をとります。他の人や環境のせいにはしません。あなたは悪くはありません。ただし、責任は自分でとります。
第二の原理は、文化を通して吸収した信念ですが、自分ではそんな信念を抱いている自覚はありません。私が前に説明したことに戻りますが、あなたは生まれてから、生き方や世の中の仕組みに関する情報や信念を受け入れ、ダウンロードしていきます。いちいちそのことについて考えているわけではありません。しかし、すべて無意識に埋め込まれているのです。
第三の原理は、あなたは地球の支配者ではないということです。あなたは神ではありません。しかし一方で、まだ気づかずにいるパワーがあなたには備わっています。犠牲者意識の第一ステージにいる間は、見方によって、この原理に励まされもすれば、怖気づくかもしれません。しばらく、この考えを受け入れながら、この原理に自分がどのような感情を抱いているのか、確かめてください。
第四の原理は、考え方を変えることはできるが、そのためには自分が考えていることに、気づかなくてはいけない、ということです。これはとても興味深い原理です。なぜなら多くの人が自分がどのような考えを抱いているかに気づいていないからです。このような人は、考えと自分が一心同体の状態になってしまっているからです。犠牲者である第一ステージでは、いくら考えていても、思考はあなたから離れず突き放して見ることはできません。今あなたはこの目覚めのプログラムについて考えています。しかし、ひと息つくと、このプログラムについてどのような考えを抱いているか、自分が観察していることに気づけるはずです。あなたは、表面上は目覚めのプログラムについて考えていますが、心のなかでは相変わらず犠牲者意識が幅をきかせていませんか?だから、読んでいてしっくりこないのです。自分の考えを変えるには、自分は思考とは独立した存在だということを理解する必要があります。この認識が、犠牲者意識を客観的にみて取り除き、第ニステージに上る方法を理解する上で、不可欠で効果的な第一歩になります。
続いての原理は、「不可能と思えることでも実現できる」ことを理解することです。あなたは自分の限界がどこにあるのか分かりません。私がこの原理を気に入っている理由は、「不可能なことは間違いない。限界は確実にある」と多くの人が反論してくるのが予想できるからです。確かに、犠牲者意議にとらわれていると、誰でもそう感じています。しかし、科学の歴史をひもといたり、今、次々に生まれてくる大きな発見に目を向けてみれば、実際には限界などなく、不可能なことはない、と気づけるようになります。今、何が可能か話題にする場合、現在の科学や物理学にもとづいて話されます。しかし、科学や物理学が変化し続けるように、自分自身についてももっと詳しく分かっていきます。ほんの少しの間、不可能だと思えることでも、やってみなくちゃ分からない、という考えを楽しんでください。あなたに限界はありません。実は、これこそが真実なのです。あなたはすべてのことを試しているわけではありません。少ししか挑戦していないのであれば、壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、信念を変えさえすれば、限界などまるでないことに気づくようになるのです。実際、前進を妨げている唯一の原因は、精神的な束縛だけなのです。
第六の原理は、意志に感情が加わったイメージはすべて現実になりやすい、です.これは実に効果のある重要な原理です。今までの人生のなかで、心底ほれ込んでいることや心底憎んでいることが、自分の周囲抵の至るところに現れていると思えたことはありませんか?その理由は、あなたが抱いたイメージに強い感情が加えられているからです。この原理については後でもう少し詳しく説明しましょう。さしあたり、あなたが強い感情を抱いて心のなかに思い描いたイメージは とりわけそれが愛か憎しみによるものならーあなたの人生に引さ寄せられるようになる、ということを受け入れてください。
最後の第七の原理は、執着や欲望を手放した時奇跡が起こる、ということです。これは実に深遠な原理です。聞く人によっては大きなショックを受けたかもしれません.しかし、それが嘘偽りのない真実なのです。いらないと言うのではないかぎり、あなたは自分の望むものをすべて手に入れることカできます。後で、この原理はもっと理解できるようになります。しかし、あなたが何かに執着しすぎたり、ひとつのことに依存しすぎてしまうと、実は自標を退けてしまうエネルギーを送って、かえって実現できなくなってしまうのです。もっと遊び心をもって自分の目標に向かう時ほど、愛のエネルギー、奔放なエネルギー、純粋なエネルギーが送り出せるようになります。おそらく望みがすぐ実現するのは遊び心をもって目標に当たっているからです。
自分の意志を語り始めることでネガティブマインドは撃退できます。
ウィル・ボウエンは もう、不満は言わないで書いていますが
不満を言うのをやめ意志を言葉にすることで、ポジティブになれると言います。
例えば、請求書が郵送された時に「そんなお金などない」と不平を述べる代わりに
「この請求書を払うためのお金が欲しい」という意志の言葉に置き換えてみるのです。
また、「すべき」という言葉を「取りかかろう」など
肯定的な言葉に置き換えるのもよいと言います。
「運動しなくては」ではなく、「運動に取りかかろう」と言うようにしましょう。
自分や人を励ますことを、まずは始めてみればよいのです。
犠牲者意識を捨て去るために言葉を変えてみれば、徐々に結果が伴うはずです。
自分の長所をリストアップすることで、自分のプラス面を意識でき
犠牲者意識にサヨナラできるのです。
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