ドラッカーに学ぶ、自分の強みの見つけ方。

ピーター・ドラッカーの言葉で最も有名なものの一つに
「強みの上に築け!」(Build on strengthがあります。
企業やプロダクト、そして自分をコミュニケーションするためには
まずは、自分の強みを理解することが肝心です。
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ドラッカー経営者の条件
成果をあげるエグゼクティブの条件に人間の強みをあげています。

成果をあげるエグゼクティブは、人間の強みを生かす。彼らは弱みを中心に据えてはならないことを知っている。成果を上げるには、利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自分自身の強み、を使わなければならない。強みこそが機会である。強みを生かすことが、組織の特有の目的である

自分の強みをしっかりと理解し、それを使って勝負をしないと勝ち目はありません。
適切な場所(ブルーオーシャン)で、自分の強みや仲間の強みを
徹底的に活用することで、期待した成果を上げられるのです。

何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない。

さて、その時に問題になるのが、自分の強みをちゃんと理解しているか?ということです。
ドラッカーは多くの人が自分の強みを把握していないと言います。
わかっているのは自分の弱みだけだと喝破しているのです。

誰でも自らの強みについてはよく分かっている。だが、たいていは間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。


では、どうすれば、自分の強みを見つけられるのでしょうか?
ドラッカープロフェッショナルの条件の中で以下のように書いています。

強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である。何かをすることに決めたならば、何を期待するかをただちに書き留めておく。9か月後、一年後に、その期待と実際の結果を照合する。私自身、これを50年続けている。そのたびに驚かされている。

自分のやりたいことをやり続け、未来にその結果を分析してみるのです。
何かをすると決めたなら、その期待値を書き出し
数年後の自分と予測した自分の未来のイメージとのギャップを測るのです。
なりたい自分になれていたなら、そのアクションは自分の強みと言えるのです。

このイメージ手法を自分の人生に取り入れると、行動を変えることができます。
なりたい自分を思い浮かべ、行動を今すぐ変えること
そして、それを習慣化することで、自分を変えられるのです。
良い習慣を身につけることで、日々人生はよくなっていくのです。
私はブログなど文章を書くことを、毎日習慣化するることで
新たな自分を作り出し、強みを見つけることができました。
4年前にこのブログをスタートしていなかったら
私は出版などの成果を得られなかったのです。

また、ドラッカーは成果をあげるためには
時間のコントロール、選択と集中をもっと意識すべきだと言います。

いかなる成果もあげられない人の方がよく働いている。成果の上がらない人は、第一に、ひとつの仕事に必要な時間を過小評価する。第二に、彼らは急ごうとする。第三に、彼らは同時にいくつかのことをしようとする。

私たちは、一つの仕事に費やす時間をもっとしっかりと見積もるべきなのです。
そして、その際にもっと一つのことに集中すべきなのです。
あれやこれやと手を広げても良い結果は手に入りません。
実際、これは耳の痛い話です。
私は選択と集中が苦手なので
今日からこのプロフェッショナルの条件を再度意識したいと思います。

さて、明後日1月29日からドラッカーの言葉を読み解く
マーケティグ塾を月一回のペースで開催することになりました。
講師はなぜか売れるの公式などで有名な
マーケティングコンサルタントの理央周さんと私、徳本昌大の二人で行います。
難しい講義ではなく、毎回ドラッカーの言葉を
参加者の皆様と一緒に読み解く寺小屋スタイルで行っていきます。
ドラッカーの名言の数々を行動につなげるために
塾の名前も「ドラッカーの名言 学び実践会」にいたしました。
ご興味ある方はこちらからエントリーくださいませ。

今日もお読みいただき、ありがとうございます!
  
photo credit: marklarson via photopin cc

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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