習慣化コンサルタントの古川武士氏は
完璧主義より最善主義を目指すべきだと
力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣で書いています。
最善主義とは、「力の入れどころと抜きどころを見極めて、
より無駄をなくし、限られた時間で最大の結果を出す」ことです。 最善主義こそ、多くの仕事やプライベートの用事において、 限られた時間を自分の幸せと成果のために、 最大効率で使えるようになる思考だと私は考えています。
完璧主義を目指すと優先順位を間違えます。
全ての仕事を完璧にこなそうとしてしまい
重要な仕事への時間配分が難しくなるのです。
時間には限りがありますから、全てを完璧にこなすことは不可能です。
80%の力を20%の仕事に費やすぐらいに考えたほうが
成功の確率が高まります。
要は、最高な結果を導くためには、時間の配分にも気を使ったほうがよく
その時に必要なのが、最善主義という心構えなのです。
この最善主義の中で面白かったのは、ギリギリ効果を狙うという時間術です。
人は締め切りを作るとうまく仕事を仕上げられます。
このギリギリのデッドラインを活用して、レバッレジをかけると
効果があるという考えはとても面白かったので、以下引用します。
完壁主義の人は理想的なプロセスを踏みたいので、ギリギリよりも余裕があるほうを好みます。もちろん、余裕があるからこそ、予期せぬトラブルにも対応できるというメリットはあります。それを前提にした上で、あえて完壁主義の人には、重要度の低い仕事に関してはギリギリ効果を活用することをお勧めします。
ギリギリのデッドラインを設定すると何が起こるのでしょうか?
古川氏は以下のメリットを紹介しています。
「ギリギリ効果」を活用して仕事をすると
・集中力が一気に高くなる
・余計な作業を省く思考が働く ようになるのです!
時間が限られて理想的な手順を踏めなくなると、最も効率的なルートを再構築しなければなりません。この時に、仕事のやり方を見直す強制力が働きます。結果、必要な作業とやらなくてもいい作業を区分けする思考力が鍛えられます。私は、わざとスケジュールをびっしりと埋めてしまいます。そうすると、締め切りが一気にやってきたとき、いつもどおりのやり方では納期が守れないので、やり方の工夫を余儀なくされます。このように自分をギリギリに追い込み、限られた時間内で多くの業務を最大効率で行う工夫をしているのです。
そして、古川氏は早めに成果物を提出することで
クライアントに満足感を与えながらタスクを
完成させるメソッドについて書いています。
この手法はすぐにでも取り入れたいですね。
1、あえて納期を早めに約束する相手の提示する納期よりも早めの提出を約束することで、相手の満足度を高めつつ、ギリギリで自分を追い込むことができます。2、ギリギリになった時こそ落ち着いて計画する。ギリギリの納期の時こそ、Thinking Timeが必要です。焦ってただスピードを速めるだけだと質の低下にもつながり、逆効果です。大切なのは、プロセスを変えること、そして作業の優先順位を変えて取捨選択することです。まずは、じっくりと計画を練りましょう。
自分を追い込むことで、短時間で素晴らしいアイデアを出すことができるようになると
そのスピード感が、自分の武器になります。
ギリギリ感覚を身につけると、あなたのブランドが仕事が早い人に変わります。
また、忙しいのに、仕事が早いという評判が作れれば
重要度の高い仕事の相談も増えていくのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
photo credit: Alan Cleaver via photopin cc
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