なければないで済まされるものは、それだけ人間を豊かにする。(ヘンリー・デビィッド・ソロー)
フランスの有名な文筆家のドミニック・ローホーの
シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わうを
読んでいたら、このソローの名言を見つけました。
必要のないモノを持ち続けると
やがてはモノに支配されるようになります。
ソーローの言うようにモノが少なければ
気持ちをスッキリでき、自分に向きあう時間を持てるようになります。
散歩をしたり、読書をするなど
自分のための時間が増えれば、心を豊かにできるのです。
では、どうすればモノを減らせるのでしょうか?
モノを持たないシンプルな暮らしを提案するドミニック・ローホーは
まずは、必要のないものを書き出し、リストアップすべきだと言います。
自分がなにをもっているか。すべて、きちんとチェックしたことはありますか?引っ越してきてから開けていない、もう中身がはっきりわからない箱があそこに……。そんなひとも多いのでは?さあ、はじからひとつずつ、リストアップしてみましょう。ひとつひとつ点検していくと、自分がびっくりするほど「もの持ち」だということがわかるはずです。と同時に、そのなかに、実は自分にとって不要だったものがまぎれこんでいることにも気づくはず。(ドミニック・ローホー)
部屋を一つ一つ点検し、モノにフォーカスていくことで
自分が意外に「もの持ち」だとわかり、満足できるのです。
また、この作業を行うことで
不要なものが大量に見つかるはずですから
シンプルに聡明に生きるために、どんどん処分していきましょう。
私たちの現実は、間違いなくモノに支配されていると
このリストから気づけるはずです。
自分らしく生きるためには、モノの呪縛から逃れることが重要なのです。
残念ながら現実は、わたしたちがものを支配しているのではなく、ものがわたしたちを支配しているような状態です。気に入ったものを所有することは個人の自由ですが、ものに対して自分なりの考えや姿勢をもっていることが大事なのです。まず、自分が必要とするものの限度を知りましょう。どの本を読みたいのか、どの映画を観たいのか、どんな服を着たいのか、喜びを与えてくれる憩いの場所はどこなのか……などなど、自分が生活になにを求めているか、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
一度、自分が本当に必要とするものが何なのかを
考える時間を作りましょう。
そして、自分の価値観を明確にできたら
本当に必要なモノにお金を使うというルールを作るのです。
案外、モノよりも体験の方が価値があるかもしれません。
私はTVを見る生活を数年前にやめましたが
その時間を読書やブログを書く時間に置き換えることで
自分の生活の質を上げることができたのです。
ものをたくさんもたないようにすれば、精神的、感情的、そして知的な喜びをより深く味わうことができるようになります。自分を支配しているもののなかから、不必要なものや使い古しをより分け、まだ使えるものは売るか、どこかに寄付し、残りは処分してしまいましょう。
モノに束縛されなくなると知的な喜びを味わえます。
このルールに気づけば、多くのモノが不要になります。
モノに費やすお金と時間を自分を豊かにするために使いましょう。
また、自宅の空間を心地よくするために
不要なものはすぐに断捨離すべきなのです。
私は本書を読みながら、モノを猛烈に処分したくなりました。
春が近づき、よい季節になってきたので
不要なものを捨てて、どんどん気分を明るくすることにしました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: My hangover coffee via photopin (license)
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