読むことは考えることであり、知識は忘れたころに知恵となる。(松原治)
インターネットが普及したために、情報を簡単に入手できるようになりました。
何もしていないのに、目的を達成したような気分になれます。
スマホ一台でニュースが簡単に読め、動画を視聴できますから
意識しないと、スマホに生活を占拠されてしまいます。
ソーシャルメディアからは、世界中の景色が流れてきて
旅行に行ったような気分も味わえます。
画面の中で多くの疑似体験をすることで、行動した気分に浸れます。
実際にアクションをしなくても、いろいろな情報がわずか数分でゲットできます。
それも次から次へと膨大な情報が目の前を通過していきますから
しっかりとインプットする暇さえ、作れません。
膨大な情報を消費することに集中すれば、アウトプットする時間もなくなります。
しかし、これには注意が必要です。
思考やアウトプットが伴わなければ、いくら情報を入手しても
記憶には残らず、単なる暇つぶしにしかならないからです。
これでは、知識を自分の知恵にできませんから
スマホの情報の渦の中から、時々は脱出する必要がでてきます。
これを避けるためには、ゆっくりと情報をインプットして
思考する時間を作らなければなりません。
そのためには、時には紙の読書も心がけましょう。
自宅や図書館で紙の書籍を開いて
著者の言葉を目で追いながら、丁寧に読むことで
著者との対話が始まります。
わからない箇所があれば、自分の頭で考えてみるのです。
著者の言葉を咀嚼することで、やがては自分ゴト化できるようになります。
何度も何度も読み返すことで、著者の言葉が自分に刷り込まれてくるのです。
思考することで、本が自分のものになっていくのです。
この過程で自分の行動を変えられるようになります。
著者の提案が、自分の人生をよくしてくれそうだと思えれば
それを行動に移していけば、良いのです。
やろうと決めたことは、ポストイットやEvernoteに残して
毎日見返すことで、行動を習慣にしていくのです。
気になった著者の本は何冊も読み、思考をモデリングして
著者になりきって、行動してみましょう。
何人もの著者の本を読むことで、人生の真理が見えてきます。
本に集中し、それをアウトプットし続けることで、諦めない心が養えます。
また、自分の世界をだんだんと作れるようになるのです。
読書で得た知識と自分の過去の体験を組み合わせていけば、強力な個性が生まれます。
私のパーソナルブランディングはある意味、読書によって変わってきたかもしれません。
以前はソーシャルメディアの人でしたが、最近では書評ブロガーとしても認知されてきました。
本をよく読む人と思われることで、雜誌の書評のオファーも来るようになりました。
社会人になると学ぶ機会を自分で作り出さないと、どんどん世の中から取り残されます。
ネットからは誰でも情報が拾えますから、差別化はできません。
自分を成長させるためには、読書による思考力を鍛えねばなりません。
多くの著者の知識や体験を味方にできれば、複雑になった社会にも対応できます。
本からの膨大なインプッットに過去の自分の知識・体験を加えることで
私は仕事のアイデアを短時間で作り出せるようになったのです。
また、多くの著者たちのアドバイスのおかげで、悩む時間を激減でききました。
この結果、自分の生産性を高められ
今では隙間時間を活用して、ブログを1日に3本書けるようになりました。
悩む暇があったら、行動した方がよいと気づけたからです。
本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身につけたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。(ソクラテス)
このソクラテスの言葉に、最近はますます共感できるようになりました。
著者との真摯な対話によって、自分を成長させられるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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