恐怖と苦痛のせいで目を閉じてはいけない。恐怖と苦痛は、むしろ目を大きく開けるための合図である。(ナサニエル・ブランデン)
「成功するためには、恐怖から逃げないこと」と多くの成功者が私たちに教えてくれます。
恐怖を乗り越えた先に、成功があるのだと彼らは言います。
恐怖は多くの場合、自分には無理だという先入観が原因になっています。
私たち凡人はただ怖がるだけで、それを探ろうとしないだけかもしれません。
恐怖を感じることは、未知なることが多く
自分の実力が不足している時に起こりがちです。
私たちは努力するのではなく、恐怖から目をそらすことを選択すると同時に
自分を慰めるために、アルコールなどに逃げてしまうのです。
恐怖に目を閉じるのは、生きたまま埋められるのを受け入れるようなものなのだ。「生きたまま埋められる」これは、アルコールとドラッグが原因で天折したロック歌手、ジャニス・ジョプリンの伝記のタイトルでもある。ジャニスのように、問題を抱えた人の多くは、恐怖を忘れるためにアルコールに逃げる。しかしアルコールに逃げても、本当の解決は得られない。恐怖を忘れられるのはほんの一瞬だ。現にアメリカの開拓時代、ウィスキーは”偽物の勇気”と呼ばれていた。(スティーヴ・チャンドラー)
以前の私は、ジャニス・ジョプリンと同じで、生きたまま埋められていました。
恐怖を感じると、いつもお酒を飲んで誤魔化していたのです。
私は嫌なことがあると、アルコールに逃げる安易な選択を繰り返してきました。
自分の実力不足から失敗をするのが怖く、逃げてばかりいたのです。
アルコールを飲むことで、自分の気持ちを落ち着かせていたのですが
これでは解決にならないことを私は薄々感じていました。
私は9年前に偽りの勇気を捨て、アルコールをやめることにしたのです。
自分の実力不足が恐怖の原因だと感じていたので、自分を徹底的に変えることにしたのです。
アルコールとはきっぱりサヨナラして、自分の再生に賭けたのです。
行動しない評論家をやめ、アクティブになることを決め
自分がどうしたら動けるかを考えたのです。
多くの人はそれを実行に移さずにずっと眺め、
どっちがああだのこうだのと見比べて注釈ばかりしている。 そのうちに寿命に近づき、実行する気力を失っていく。(白鳥春彦)
恐怖の原因は、自分の実力不足と行動力だとわかっていたので
自分のレベルを上げることにしました。
お酒を飲んでいた時間を読書の時間に変え、今まで以上に多読を心がけました。
また、朝活(読書会)やソーシャルメディアでアウトプットすることにしたのです。
一冊の本から要旨を抜き出し、自分の頭で整理しているうちに
著者の思考や行動をモデリングできるようになったのです。
これが、私の行動を後押ししてくれました。
お酒を飲んでいた時には、先延ばしばかりだったのですが
思考が変わり、行動することや失敗が苦にならなくなりました。
多くの本を読むうちに、自分の意見が生まれ始め
アウトプットすることが楽しくなってきたのです。
自分がポジティブになれたことで、面白い人が引き寄せられてきて
そこから新たなプロジェクトが生まれるようになりました。
私が出版や雑誌の連載のチャンスを得たのも
自分を変える選択しなければ、あり得なかったはずです。
今では本を大量購読することで、著者の知識と体験が脳にインプットされています。
これが、自分の知識や体験と結びつき知恵化することで
自分に自信を持てるようになったのです。
未知なるタスクに恐怖感を感じても、今では逃げることがなくなったのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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