P.G.ハマトンの読書のコツは賢明な飛ばし読みにある! という言葉から、アイデアの作り方を整理してみた。

読書のコツは賢明な飛ばし読みにある。(P.G.ハマトン)

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イギリスのエッセイストのP.G.ハマトンの言葉を、最近、意識しています。
以前は、最初から最後まで、本を読まなければいけないと考えていましたが
今では、ビジネス書を読むときには、飛ばし読みをすることが多くなってきました。
私の場合、ビジネス書を読む目的は以下の3つになります。
■自分の仕事のため
■自分の知識をつなげるため
■他者への貢献(アウトプット)
この3つの目的を考えながら、本を読むようにしています。

小説であれば、話の流れや主人公の気持ちや行動を、絶えず追わないと楽しめませんが
ビジネス書や自己啓発書は極端な話、自分を成長させる一言に出会えればよいのです。
一冊の書籍の中で素晴らしい1ワードを見つけられれば
その投資は価値があったと考えるのです。
1500円で自分を変える一言に出会えれば、超お得ですね。

毎日、読書メモをこのブログで書いていると
多くの著者の名言を深堀りできます。
キーワードを再構成して、自分ゴト化していく作業で
脳を進化させられるようになります。
頭の中で言葉と言葉がつながることで
脳がざわつき、そこから突然、ひらめきが湧いてくるのです。
読書もカテゴリーを広げることで、自分の幅が広がりますし
アイデアの種も増えていきます。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。(ジェームス W.ヤング)

アイデアを生み出すためには、ジェームス W.ヤングが指摘するように
「組み合わせ」がポイントになります。
※参考 アイデアのつくり方ジェームス W.ヤング著)

私の場合は、読書にもこの考え方を応用しています。
様々な著者の言葉や考え方を組み合わせることで
面白いアイデアを生み出せることに気づいたのです。
自分の脳に、コンサルタントや哲学書の思考をどんどんインプットしていくのです。
そのために、ビジネス書や自己啓発書を読むことは最適な方法だと私は思います。
いろいろな著者の思考をモデリングすることが目的ですから
広いジャンルの本を多読するとより効果的です。

著者の思考を読み解くためには、本を全て読む必要はありません。
時には、偶然開いたページからインスパイアされることがあります。
「はじめに」や目次から、キーワードが見つかることも多いのです。
その場合は、気になったページから読み始めてみましょう。

書店で売られている全ての本を読めるわけではないですし
読んでいる本をすべて徹底的に深堀することも、難しいわけですから
一冊の本から自分のための1ワードを切取るという読書も
自分のためには、価値があると思い始めています。
そのキーワードを活用することに、重きを置いた方が面白い結果を得られるようです。
当然、生涯の一冊と呼べる本は、何度も何度も読み返すなど
この多読とは分けて、考えればよいのです。
要は、自分にあった読書スタイルを身につけて
結果を出していけばよいのです。

アイデアが組み合わせだとするならば、カテゴリーを広げるのが得策です。
これにより、スタンフォードのケリー・マクゴニカル
スピリチャル系のジョー・ヴィッターレの思考が
突然、私の中で化学反応を起こしたりします。

時々、ランダムに自分のブログを読み返すと、脳がアクティブに動き始めたりします。
昨日は電通の鬼十則とインバウンドの知識を組み合わせることで
新たなビジネスを思いつきました。
インプットを最大化することに軸足をおくこと(飛ばし読み)が
実は、自分の可能性を広げてくれるのです。
面白い本を見つけたら、どんどん購入して、飛ばし読みをしてみましょ!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
    

photo credit: isaac via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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