コミュニケーションの質が人生を左右する。
会社で人が辞める要因の大部分は人間関係である。
自分の頭の中にある世界と、相手の頭にある世界は違う。(三浦将)
自分を変える習慣力(三浦将著)を読むと
自分を変えることが、人間関係を改善する早道だと理解できます。
当たり前ですかが、相手の頭にある世界は、自分の世界とは異なります。
相手は自分のことしか考えていないわけですから
相手を理解するためには、相手の話をしっかりと聞くことがポイントになります。
人間は自分のことが一番気になるゆえ、自分のことを理解してくれるゆえ、自分のことを理解してくれる人、理解してくれるようとする人に好意を抱きます。
相手との人間関係を良くしたいのなら、傾聴力を鍛えるべきなのです。
相手の立場に立って、相手の世界をより正確に知るための適切な質問を心がければ
相手との距離が縮まり、適切な情報が入ってくるようになります。
相手の立場で考えることを習慣化することで、傾聴力を高められるのです。
三浦氏は本書で6つの傾聴スキルを紹介しています。
■相手が話しやすい雰囲気作り
■笑顔
■うなずき、あいづち
■繰り返しスキル(オウム返し)
■相手の話に興味を持つ
■相手の話をさえぎらない
三浦氏は、まずは雑談で相手との共通の話題を作ることをすすめています。
腕を組んだり足を組むのはやめて、少し身を乗り出すなどして
積極的に相手の話を聴く姿勢を取りましょう。
相手が話しやすい表情や態度を心がければ、相手もきっと心を開いてくれるはずです。
その際に、笑顔でいることが最高のコミュニケーションを生み出します。
笑顔は良い人間関係を築き上げるための必須ツールなのです。
「うんうん」「それで、それで」などとうなずきながら、あいづちをうって
話を聞くようにすると、相手も話しやすくなり
相手の頭にある世界をより引き出せるようになります。
自分を変える習慣力 [ 三浦将 ] |
また、オウム返しもちゃんと聴いている証拠になり、効果があります。
相手が使ったキーワードを繰り返すことを意識するとよいでしょう。
相手の話に興味を持って、相手の頭の中を探索すれば
良い質問が自然と出てくるはずです。
仕草や目の動き、聴く姿勢などの非言語コミュニケーションによっても
お互いの信頼関係を高められるのですから、自分の態度にも気を使いましょう。
また、一番難しいのが、相手の話を遮らないことかもしれません。
私はよく相手の話に自分の言葉をかぶせてしまうのですが
傾聴でもっともやってはいけないことだと三浦氏は指摘しています。
話をかぶせることは、相手の話す意識を著しく削いでしまうので
絶対に避けたほうがよいのです。
自分が話したい気持ちを抑えて、相手に話をしてもらうことで
強固な信頼関係を築けるようになるのです。
人の話を聴くときの習慣は、長い期間で身につけたものですから
なかなか修正しずらいかもしれませんが
もし、それが悪い習慣だと感じているのなら、意識して変えていくべきなのです。
良い傾聴の習慣は、必ず武器になると思って
私はこの6つの傾聴スキルを自分のものにすることを決めました。
相手の話を傾聴して、相手を承認できれば、人間関係で悩むことを減らせそうです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: Cornfield Sunset via photopin (license)
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