ジャマなモノは、やはりいつまでたってもジャマなモノなのだ。したがって 「捨ててしまったら、あとで後悔することになるのではないか」ということもありえない。もし、たとえ 「あのとき捨てないで、取っておけばよかった」と後悔するようなことになったとしても、それはそれで、いいではないか。身の回りに要らないモノばかりが散乱し、右往左往し、バタバタし、イライラし、ストレスを溜め込む。
斎藤茂太氏の「捨てる」「片づける」で人生が楽になるには
上手に断捨離するヒントが書かれています。
邪魔なモノに囲まれて生きているのは、精神衛生上よくありません。
時には思い切って捨てなければ、やがて、部屋はモノで占領されてしまいます。
不要なモノをさっさと捨てないと、私たちはモノに心を支配されるようになります。
部屋がモノで乱雑になり、イライラの原因になります。
家族との喧嘩も多くの場合、部屋が散らかっている時に起こります。
「あとで後悔するのではないか」と要らないモノをいつまでも取っておこうと思うのは、いわば 「あきらめ力」が足りないのだ。後悔することになるかもしれない。しかし後悔するかどうかなんて、あとになってみなければわからない。確実に後悔するとわかっていれば話は別。だが、わからないのなら、上手にあきらめて、捨ててしまったほうが気持ちがスッキリする。
定期的にモノを処分するなど断捨離を習慣化しないと
私たちは不幸になってしまうのです。
幸せになるために買ったモノが、不幸を引き寄せてしまうのです。
しかし、後で後悔すると考える始めると、断捨離はできません。
気持ちをスッキリさせるために、私たちは思い切って行動すべきなのです。
せっかく買ったモノを捨てるには勇気が必要ですが
捨てる基準を作れば、判断が早くなり悩まなくなります。
後で後悔するわけがないと決めて、自分の中のルールを作ればよいのです。
以下、斎藤氏が考えた「モノをさっさと捨てるための3つの基準」を紹介します。
◉役に立っているモノは捨てない。
◉思い入れのあるモノは捨てない。
◉役にも立っておらず、思い入れもないモノは、捨てる。
当たり前ですが、役に立っているモノは残しましょう。
毎週来ているジャケットは捨ててはいけません。
また、入社時に買った万年筆など
長年使っていて、捨てたくないモノも捨てないほうがよさそうです。
ただし、それを見た時に、「もう必要ない?」のではと悩んだら
思い切って捨ててしましょう。
全てを手元に置くのは良くありません。
後で読もうと思った本や2、3回着ただけの数年前の服などは
容赦なく捨てていきましょう。
捨てても後悔しないと少しでも思えたら、迷わず処分するのです。
当然、役に立っていないし、思い入れのないものは
すぐに、ゴミ袋に移動すべきです。
近藤麻理恵さんはワクワク感をキーワードに断捨離を推奨していますが
モノを見て、気持ちがときめかなければ
モノの寿命だと考えて、空間を取り戻しましょう。
これで心の平穏を取り戻せるはずです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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