若者の結婚観・子育て観等に関する調査から、私が考えたこと。

人間は、一人では人間ではない。(テニソン)

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-02-22-25-08

若者の結婚観・子育て観等に関する調査」を
独立行政法人・国立青少年教育振興機構が発表したのですが
この結果を読んで思い出したのが、冒頭のテニソンの言葉です。
人は一人では人間ではないのですが、このルールが日本の若者には通用しなくなってきました。

全国の20~30代男女4000人を対象としたWebアンケートの結果
「結婚したくない」とする未婚者は全体で20.3%にのぼったそうです。
この傾向は特に男性に強く、この7年間でなんと約2倍に増加しているのです。
また、この調査によると、小学生の時までの体験が多い人ほど
現在「結婚したい」「子供は欲しい」と思う傾向がみられました。
「友だちとの遊び」「地域活動」「家族行事」といった特に 「人間的なふれあい」が
「結婚したい」「子供は欲しい」という意識と強く関係していたのです。
人とのコミュニケーション、ふれあいが結婚や子作りに良い影響を与えています。

家族の支えによって、私たちは幸せになれるとリンダ・グラットンはいいます。
以下LIFE SHIFT(ライフ・シフト)から、引用します。

朝、家族の支えを感じてリラックスして出勤し、その前向きな感情を職場に持ち込めば、好ましい伝播効果が生まれる。そして、職場で充実した活動をおこない、新しいスキルを身につけ、興味深い人的ネットワークを築いて、その前向きな感情や財産をもって家に帰れば、ここにも好ましい伝播効果が発生する。(リンダ・グラットン)

家族の支えや愛情によって、私たちは会社で前向きになれるのです。
職場でも充実することで、様々なチャレンジができるようになり
スキルを身につけたり、人的ネットワークを築けます。
良質なコミュニケーションやふれあいが
結婚や子作りにも影響しますし、自分の人生をより良くしてくれるのです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) [ リンダ・グラットン ]
価格:1944円(税込、送料無料) (2016/10/28時点)

逆に家族との関係がよくなければ、職場にも悪影響を及ぼします。

しかし、職場と家庭の間の感情の伝播は、マイナスの影響を生むこともある。家で疲れていたり、(子どもが不幸せだとか、パートナーが欲する支援や励ましを与えていないといった理由で)罪悪感をいだいていたりするとしよう。そのような疲労感や罪悪感をもって仕事に臨めば、マイナスの感情がたちまち仕事に伝播し、その日の活動と課題に対していだく感情に影響が及ぶ。感情面の資源と活力が不足していれば、創造性とイノベーションの足が引っ張られ、それがゆくゆくはさらにストレスを増幅させ、活力を蝕む。

私は、結婚して、家族を持つことで、多くの果実を得てきました。
確かに経済的には厳しいときもありますが
妻や子供達との笑顔によって、エネルギーを高めることができたのです。
家族がいなければ、モチベーションをここまで保てなかったかもしれません。
結婚する方が、一人でいるよりもはるかに価値があると思っています。
時代は変わったのかもしれませんが、家族とプラスの体験をすることで
自分の人生を豊かにできたと確信しています。

自分の仕事についてどのような選択と決断をし
家庭内の役割をどのようにパートナーと分担すればよいかを事前に考え
結婚から得られる果実を書き出してみましょう。
パートナーとしっかり話しあい、未来のストーリーを作れれば
シングルでいるよりも、多くの果実を得られるはずです。
パートナーや家族とのふれあいを意識し
時間活用を上手に活用すれば、必ず結果を残せるはずです。
一人でストレスを抱えたままの人生を送るより
生涯のパートナーをつくったほうがよいと私は考えています。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
リンダ・グラットン
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)書評ブログ

私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
      

    スクリーンショット 2016-04-29 22.16.13

photo credit: Katsunojiri Wedding Photos via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました