僕が興味を持っているもの、それは”命”です。いつ死んでもいいなんて、まったく思いません。(横尾忠則)
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長生きすることで、より多くの体験ができる!
横尾忠則氏の新刊死なないつもりの書評を続けます。
著者の横尾氏は80歳をすぎた今も
自分の命に興味を持っていると断言します。
彼は今も「生」に執着し、クリエイティブに生きています。
健康に気を使い、散歩も欠かさないそうです。
私は40代半ばまで、健康を意識せず
自堕落な生活を送り、自分の体をいじめていました。
アルコールに人生を支配され、睡眠を犠牲にしていました。
しかし。今から10年以上前に転機が訪れます。
広告会社の仲間が若くして、次々と亡くなっていったのです。
彼らはやりたいことや夢を実現できずに、志途中で亡くなりました。
私は仲間の突然の死によって、自分の人生に限りがあることに
44歳の時にようやく、気づけました。
ここから、自分のやりたいことと「命」に執着するようになったのです。
「長生きすることが人生の勝者」であるとよく言われていましたが
時間を上手に活用すれば、自分のやりたいことを実現できます。
私は断酒によって、健康を取り戻し
自分のやりたいことを夢リストに書き出しました。
本を書く、起業する、海外進出する、コーチになるなどの
目標をその時にいくつも設定しましたが
そのどれもがその後、実現しました。
あの時、リストに書き出したおかげで、人生が楽しくなったのです。
やりたいうことをやると決め、時間を味方にすることで
私は夢が叶うことに気づけました。
好奇心を持って、行動していれば、結果が変わります。
長生きすることで、より多くの体験をしたり
新たな出会いをつくれますから
自分の命にこだわることは大切なことだと思います。
(108)死なないつもり (ポプラ新書) [ 横尾忠則 ] |
創造には寿命がない!
だけど、長寿ばかりが能じゃないです。その内容です。長寿と創造はその根底で結びついています。創造的生活を導入することで、充実した健康な老年期が待望できるんです。寿命を時間の長さで考えるのではなく、何を何回やったかということです。創造年齢とは、ものを創り出していく時の年齢のこと。肉体が先にあるんじゃなくて、創造が先なんです。だから創造力によって寿命を延ばしていく、創造が肉体を作っていくことができるんじゃないかと期待しています。
しかし、健康に気を使い、長生きするだけでは
世の中には貢献できません。
自分が価値を持たない限り、寂しい老後を迎えるだけです。
世の中に貢献できる価値を絶えず生み出し
それを発信することで、社会と関われるようになります。
横尾氏は「創造は時間を止める」と言います。
クリエイティブに生きることで、私たちは長生きできます。
好奇心を持って、自分の思考と行動を変えることで
私たちは新たな自分を創れます。
「創造には寿命がない」と信じて、自分の人生を楽しみましょう。
まとめ
人生には限りがありますが
考え方次第で自分の寿命を伸ばすことはできます。
自分の心と体を大切にすると同時にクリエイティブに生きることで
私たちはボケずに、自分の時間(老後)を楽しめます。
絶えず、変化し価値を生み出すことで
私たちはいくつになっても世の中に貢献できます。
長生きするためには、変化し
新たな価値を創造することだという横尾氏の考え方を
私は真似ることを決めました。、
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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