エリザベス・ギルバートは BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。の書評

創造的人生とはつまり充実した人生である。(エリザベス・ギルバート)


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恐れと創造性は離れられない結合双生児のようなもの

作家のエリザベス・ギルバート
BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。の中で
創造的に生きることによって、充実した人生が送れると言っています。
恐れることをやめない限り、クリエイティブには生きられませんから
まずは、恐怖心に対処することを考えましょう。

多くの人たちは、恐怖心に負けて
自分の可能性に気づかずに人生を終えてしまいます。
若い頃、著者のエリザベスも恐怖心のためにいつも行動できずにいました。
しかし、行動しない限り、歓びを味わえないことがわかり
彼女は恐怖心との付き合い方を変えました。
誰もが心の奥深くに眠らせている〈創造性〉を解き放つためには
自分の恐怖を克服しなければならないことに彼女は気づけたのです。

目標に向かって、小さな一歩を踏み出さない限り
自分の中に大きなマジックを起こせません。
いつも自分にブレーキを踏むばかりで、冒険をしなければ
つまらない人生を送ることになります。

創造性とは何が待ち受けている状態に足を踏み入れることですから
恐れという感情から私たちは逃れることはできません。
どんなクリエイターも恐怖心を抱えているのです。
恐れと創造性は結合双生児のようなもので
離れることはないとエリザベスは言います。

恐怖心からは離れられないので、創造性を発揮したければ
恐れの居場所を作り、一緒に旅をすべきなのです。
恐怖心と上手に同居できた人だけが、成功を手に入れられます。
著者のエリザベスはこのルールを見つけたから
ベストセラー作家になれたのです。

 

恐れと上手に付き合うべき理由

壮大な野望を胸に創造の旅に出るあなたへ。たしかに、「恐れ」を一緒に連れていくことで、旅は必ずしも快適で楽なものにはならないかもしれません。でも、やってみるだけの価値はあります。なぜなら、「恐れ」と上手に付き合いながら旅することを覚えなければ、魅力的な場所にも行けないし、やりがいある仕事も続けられないからです。

私たちの中には創造性というとてつもない宝が眠っています。
それが日の目を見るためには、努力が欠かせません。
宝を発掘するためには、信念を貫き、集中力を高め
勇気を持って、作業に身を捧げる必要があります。
エリザベスはつまらない考えに自分の貴重な時間を割くのをやめて
いますぐ宝の発掘作業に取り掛かるべきだと言います。
恐怖心からは逃れられないのですから、それらを受け入れながら
創造的な人生(充実した人生)を送るために、自分の時間を使うべきです。
恐れの出番を減らし、行動することを意識すれば
必ず目標を達成できるはずです。

仕事の手を休めずにアイデアと出会おう!

アイデアはいつもあなたの周りにいて
「一緒に仕事をしないか」と誘ってくれるとエリサベスは言います。
恐怖心に時間を使うのをやめ、クリエイティブに生きることを選んで
アイデアが自分にアプローチしている状況を見逃さないようにすべきです。

アイデアはただひとつの衝動に突き動かされています。それは、「出現させてほしい」という衝動です。人間のパートナーを得なければ、アイデアはこの世に出現することができません。私たちが力を尽くしてはじめて、アイデアを虚空から現実世界へとスムーズに誘い出すことができるのです。

自分のための素晴らしいアイデアに出会ったら
作品を完成するために長生きすると決め
最高に素晴らしいものを創造しましょう!
そのアイデアに集中し、アイデアに逃げられないようにしなければなりません。

アイデアはタイミングを逃すと誰か他の人の所に移動して行きます。
創造的に生きていると時には大きなマジックが起こり
素晴らしい作品が天から授けられることもありますが
いつもそれが現れることを期待してはいけません。
そのビッグマジックをただただ待つのではなく
日々、コツコツと努力し、創造的に生きた方がはるかに価値があります。
作品に集中し、クリエイティブでいるからこそ
私たちはインスピレーションの恩恵を受けられるのです。

まとめ

創造的な人生(充実した人生)を送るためには
恐怖心を避けられないものと捉えるのではなく
一緒に旅するパートナーだと考えましょう。
恐れと一緒にゴールを目指して、彼らに絶対に邪魔されないようにするのです。
創造性に恐れはつきものなのですが
それらを受け入れ、出番をなくしてしまえばよいのです。
よいアイデアに出会うためには、日々の努力が欠かせません。
創造的に生きると決め、自分の目標に向かって
コツコツと作品を生み出す努力を重ねましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

      

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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