時を忘れ、自分を忘れて、ある事にのめり込む。それが「幸せ」ということ。(ミハイ・チクセントミハイ)
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フローが幸せを運んできてくれる!
ミハイ・チクセントミハイはフロー状態が幸せをもたらすと述べています。
今ここに集中し、自分を忘れるほど何かにのめり込むことで
私たちは幸せな気分を味わえます。
中国の歴史小説やハードボイルドが好きな私は
ついつい読書に没頭してしまい
今までになんども電車を乗り過ごしています。
先ほども日比谷線の中で、宮城谷昌光氏の呉漢を読んでいて
電車から降りるのを忘れ、一駅先まで行ってしまいました。
電車を乗り過ごすというミスをおかしましたが
完全に小説の世界に入り込むことで、私は小さな幸せを味わえました。
フロー状態になるためには、今ここに集中しなければなりません。
そのためにマルチタスクをやめて、シングルタスクに徹するべきです。
小説を読みながら、スマホを触っていては
後漢の景色や人々をイメージすることはできません。
劉秀や呉漢との対話を楽しみ、自分をハッピーにするためには
小説に的を絞り、その世界に没頭する必要があります。
1つの作業に没頭すると「フロー」の状態が生まれる。すると、その行為に完全に集中し、ふだんよりずっと高い能力を発揮できるようになる。どんなときに没頭しやすいかは、その人の関心事や行動スタイルによって変わってくる。(デボラ・ザック)
私の場合は小説ですが、映画や写真などでフロー状態になる人もいれば
スポーツや音楽、料理でフローになれる人もいます。
人によってフロー状態に入りやすい活動は異なりますが
没頭できることを見つけた方が、人生をよりエンジヨイできます。
マルチタスクが幸せを遠ざける?
タスク・スイッチングをしていると、「フロー体験」をできる可能性がゼロになる。マルチタスクは「モンキーマインド」を体現する。(デボラ・ザック)
「モンキーマインド」という言葉は仏教の教えに由来しています。
猿のように落ち着きがなく、自制のきかない精神状態を指します。
「モンキーマインド」は「フロー」とは正反対のため
良い結果を得られませんから、この状態を避けるべきです。
自分の世界に没頭するフロー体験をするためには
マルチタスクをやめ、シングルタスクを実践しましょう!
1つの作業に没頭すると、創造性が高まり
自分に自信をもてるようになります。
フロー状態を当たり前にするとエネルギーが増え、積極的になれるのです。
アクティブに動くことで充実感、達成感を味わえます。
逆にマルチタスクを習慣にすると心が落ち着かず
いろいろなものに気を削がれます。
モンキーマインドとマルチタスクはリンクしているので
いくつかのことが頭に浮かんだら、深呼吸をして
今、何をすべきかを明確にすべきです。
集中力がなければ、時間ばかりを浪費し、結果を残せません。
現代人が好むマルチタスクが集中力を削ぎ
幸せを遠ざけてしまっているのです。
まとめ
集中して時を忘れる「フロー」状態を意識しましょう。
自分の好きなことに没頭すればするほど、幸せな時間を増やせます。
そのためにはマルチタスクをやめて、今ここに集中することです。
シングルタスクを心がけることで私たちは人生をエンジョイできるのです。
参考書籍 デボラ・ザック SINGLE TASK 一点集中術
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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