都会にいるときより、屋外の緑豊かな場所や自然のなかに身を置いているときのほうが有意に、かつ確実により深い幸福感を覚えている。(ジョージ・マッケンロー)
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緑が私たちの健康を改善してくれる!
私は毎朝、家の近くの神社にお参りするようにしています。
小さな森の中の澄み切った空間に触れるたびに
今日も元気に生きていると実感でき、幸せな気分を味わえます。
神社にいるだけでエネルギーを充電でき、やる気が満ちあふれてきます。
朝のこの儀式によって、私は日々リフレッシュしています。
最近の研究結果によると自然に触れることで
脳が活性化することがわかってきました。
自然が脳に良い効果をもたらすことが、科学的な研究でわかってきた。(フローレンス ウィリアムズ)
フローレンス・ウィリアムズのNATURE FIXを読むと
自然の力を再認識できます!
私が毎朝、神社にお参りして、幸せを感じることができるのも
木々のパワーを吸収していたからなのです。
実際、森の中を15分散策するだけで、様々な効果を得られます。
ストレスホルモンのコルチゾール値が16%減少したり
血圧が1.9%、心拍数も4%減少するなど
私たちの体の中で良い変化が起こります。
散歩をしなくとも、緑の近くに住むだけでよいこともわかってきました。
グラスゴー大学の疫学者リチャード・ミッチェルは
緑の近くに住むだけで、健康を回復できると主張しています。
森の中を散策することで、私たちは心と体の健康を取り戻せるのです。
(私の家の前は林なので、相当恩恵を受けています!)
森の中をハイキングするとNK細胞が増える!
森の中をハイキングすることでガンに効果のあるNK細胞が
増えるという実験結果も紹介されています。
東京在住のミドル世代のビジネスマンのグループに
3日間、2~4時間ほど森の中をハイキングしてもらったところ
大きな変化が見られたのです。
3日後に彼らの血液を検査したところ
ビジネスマンのNK細胞が40%も増えていることがわかりました。
この状態はその後も7日間持続し、1か月経過した後も
NK細胞の数は森で過ごす前より15%も多かったとのことです。
このブログでは何度も歩くことで、脳が活性化すると指摘してきましたが
本書の著者のフローレンス・ウィリアムズも
アリストテレスを例に散歩の価値を伝えています。
アリストテレスは障壁で囲まれた学園「リュケイオン」の庭園を逍遥しながら思索に耽り、弟子たちと議論をかわした。気持ちのいい場所を歩いているうちに身体が元気になるだけではなく、頭が冴え、名案が浮かび、インスピレーション(語源は「息を吸う」だ)が湧きあがり、精神が健全になると、古来考えられてきたのだ。
歩くことで精神は健全になりますが
本書の中に面白い実験結果が紹介されていました。
都会に暮らす38人の健康な人たちが
緑豊かな道と都会の交通量の多い道路で
1時間半の散歩をしました。
その結果、都会を歩いた人の脳には変化は見られませんでしたが
自然の中を歩いた人の脳には大きな変化が起こりました。
彼らの脳の前頭前野の血流が活発になっていたのです。
このことから、自然の中の緑道を歩くと
マイナス思考に陥らずにすむことがわかります。
私たちは、自然の中を歩くことで
ネガティブな思考を減らせ、ポジティブに考えられるようになるのです。
まとめ
人間の祖先は自然な溢れる緑の中で暮らしていました。
大都会に住むようになったのはこの100年程度で
人の体と心はまだ都会で暮らすことに馴染んでいないのです。
都会で無理をしすぎると、心と体に悪影響を与えます。
森林浴をしたり、緑道を歩くことで
ストレスが減り、私たちは幸せになれるのです。
落ち込みそうになったら、このアイデアを思い出し
自然のパワーを借りるようにしましょう!
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