笑いは人間が持つ唯一の武器だ。(マーク・トウェイン)
笑いの力を活用しよう!
出口治明氏の人生の教養が身につく名言集の書評ブログを続けます。日本のオフィスは笑いが少なく、それが生産性を下げているかもしれません。日本の会社では、職場で笑うこと、遊び心がタブー視されている現状を出口氏は危惧しています。しかし、こうした遊び心から、イノベーションが生まれてくるのです。脳が解放され、リラックスしていなければ、良いアイデアが生まれるわけがありません。額に青筋を立てて、必死に働いていたら、すぐに疲れてしまい、良い結果を得られません。遊び心をなくせば、視野が狭くなり、発想が限られてしまいます。
特にリーダーには余裕が求められます。民主党政権時の菅総理は睡眠不足で、食事もロクにとらずに陣頭指揮を続けました。これが彼が失敗した理由だと出口氏は指摘します。イライラした菅総理は部下を怒鳴りまくり、現場の雰囲気を悪くしました。自分を追い詰めることで、判断もブレやすくなります。感情をコントロールできない指導者が、国を左右する判断をしようとしていたのですから、当時の日本はとても危険な状態だったのです。あの場で笑うのは無理かもしれませんが、あまり深刻にならないことが大切です。
仕事でもプライベートでも、深刻にならないほうがいい。落ち込むことがあったら、仲のいい友達や、あるいはパートナーとおいしいものでも食べて、ゲラゲラ笑って、あとはぐっすり眠れば、悩みの7割くらいは解消できます。
自分が疲れていると感じたら、まずは、休むことを意識しましょう。ぐっすり眠ることで、大概の悩みは解決します。疲れていたらインプットの時間を持てません。アイデアを作るためには、本を読んだり、人に会うことが欠かせません。読書や人脈作りにも体力が必要です。悩んでh疲弊するより、大いに笑って、ぐっすり眠ったほうがはるかに効果があります。自分の体力を回復し、スッキリできたら、また目の前の課題に取り組めばよいのです。真面目に考えすぎるをやめて、人生をエンジョイしながら、課題を解決していきましょう。
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「世界経営計画」に参加しよう!
私たち人間は、「世界経営計画」の中で生きています。「なんのことだ?」と思われるかもしれませんね。この言葉は私の造語ですが、要するに人間は「自分の周囲の世界を、より生きやすいように変えたい(経営したい)」という思い(計画)を持っているということです。
出口氏は、周囲の世界に100%満足している人は、おそらくいないと述べています。人間には向上心があるので「ここを変えたい」という部分が必ずあるのです。 ただし、そう思っているだけでは世の中は変わりません。世の中を変えるためには、自分が小さな一歩を踏み出さなければいけないのです。行動こそが重要で、日々、小さなアクションを意識しましょう。
世界経営計画において、自分が今のポジションで「できること」を考え、「じゃあ、私はそれを受け持とう」と取り組む。ただ、人間は神様ではないので、自分1人ではすべてを変えることはできません。世界経営計画の「メインシステム」を担えるのは神様だけなのです。人間ができることは「サブシステム」を担うこと、つまり 自分が今のポジションで担える部分を受け持ち、世界を変えることに貢献していくしか方法はないのです。
1人の人間ができることは、地球規模で考えればとても小さい山ことかもしれません。しかし、その小さな一歩が世の中に影響を及ぼす可能性があります。北京の1羽の蝶の羽ばたきが、地球をぐるりとまわって数年後、ニューヨークで暴風雨を呼び起こすかもしれることを思い出せば、小さな行動にも意味があると考えられるはずです。今の自分にできることに少しずつ取り組んでいくこと、例えば周りの人に、笑顔で接することでも世の中を変えられます。仲間を笑顔で喜ばすことで、自分の周りの空気を変えることができるのです。
まとめ
出口治明氏は自分にできる小さなアクションを起こすことで、世の中をよりよく変えられると述べています。この「世界経営計画」を一人一人が実践することで、世の中がよくなると信じて、できることから始めてみるのです。例えば、笑顔を習慣化することで、自分だけでなく周りの人を幸せにできます。まずは、笑顔の力を活用することから、「世界経営計画」をスタートしてみましょう。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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