自分のコントロールできることに集中しよう!ジョン・C.マクスウェルのNO LIMITS 「できる人」は限界をつくらないの書評

「感情をコントロールする力」が身につくと、私たちは逆境や失敗、批判、変化、プレッシャーに「前向きに対処」することができるようになる。精神的プレッシャーといったストレスにうまく対応できないと、人間は疲労困懲する。物事を途中で諦めたり、ノイローゼになったり、プレッシャーから逃れるために体に悪いことをしようとしたりする。しかし精神的プレッシャーにうまく対応できれば、自分の感情をうまく処理して、難関を切り抜けられる。そして、潜在的な能力を最大限に発揮していけるようになるのだ。(ジョン・C.マクスウェル)


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感情をコントロールする力を養おう!

ジョン・C.マクスウェルNO LIMITS 「できる人」は限界をつくらない書評を続けます。感情をコントロールするために、重要なことは自らの感情と「積極的に向き合う」ことです。自分の取った行動が、感情に影響を及ぼすこともあります。感情を完全にコントロールすることは不可能かもしれませんが、自分の行動を通して感情を変えることはできます。作家のオグ・マンディーノは自分の感情を行動でコントロールします。 彼のこのやり方を真似るのもありだと思います。

もし憂欝になったら、歌おう。
もし悲しくなったら、笑おう。
もし病気になったら、二倍働こう。
もし怖くなったら、突き進もう。
もし劣等感に苛まれたら、新しい服を着よう。
もし自信がなくなったら、大きな声を出そう。
もし貧しさを感じたら、これから手に入る富のことを考えよう。
もし無能だと感じたら、過去の成功を思い出そう。
もし私は取るに足りない存在だと感じたら、私のゴールを思い出そう。
今日、私は私の感情の主人になろう。(オグ・マンディーノ)

ネガティブなことが起こった時に、悪態をついたり、文句を言うのをやめましょう。 ネガティブな感情をさっさと処理し、自分を元気にする行動を意識しましょう。早く行動することで、すぐに精神的なショックから立ち直れますし、精神的にも強くなれます。すぐに行動する自分に生まれ変わることで、自分の「感情の主人」になれます。

人生のリカバリーショットはいつでも打てる!

生きていれば、誰しも困難や不運に遭遇する。物事がうまくいかなくなった時、不運に見舞われた時、そして人生が公平さに欠けると感じた時、どのように反応し、どのような態度を取っているか。どんな時も「起こり得る最悪のことは何か」と自問自答し、心の準備をしておけば、「リカバリーショット」で挽回できるに違いない。最悪の場合でも、なんとか対処できるはずだ。

誰しも人生の問題を避けることはできません。愚痴を言っても、結果は変わりません。いつまでも不幸が続くことはありませんから、そこから抜け出すためにやるべきことをやるようにしましょう。いつでも人生を変えるリカバリーショットは打てますから、悩む時間を減らし、自分のために行動しましょう。

コンサルタントのフレッド・スミスは、「『人生の現実』と『問題』の違いをよく理解することが重要だ」と言います。『人生の現実』とは、あなたがコントロールしたり、直したりできないもののことで、『問題』とは、あなたが対処できるもののことなのです。人生の現実と自分が解決できる問題に分け、後者の問題にフォーカスするようにしましょう。

精神的に強い人は、交通渋滞につかまっても、荷物がなくなっても、嵐に遭っても、エネルギーを無駄使いしません。自分の力でコントロールできないものに関わることは意味がありません。自分がコントロールできることに集中することが、自分の未来を変えてくれるのです。

著者は自分がコントロールすべきことを以下のように整理しています。
・私の生き方私の考え方や感じ方を決めるのは私だけ
・私の時間どのように時間を過ごすか、誰と過ごすかを決めるのは私だけ
・私の優先事項私の人生で、何にどれだけ時間を使うかを決めるのは私だけ
・私の情熱私が好きなこと、私は何のために生まれてきたかがわかるのは私だけ
・私の可能性成長するために何にコミットするかを決めるのは私だけ 
自分のエネルギーを使うことを明確にし、時間を無駄使いしないようにしましょう。

よいことが起こっても、悪いことが起こっても、その影響を最小限にしましょう。そのために24時間ルールを使うこと、自分の感情をコントロールできるようになります。

好事に有頂天になるのもよろしくない。成功は人を無頓着にする。全てが自動的にうまくいくと勝手に思い込み、努力をやめてしまうこともあるかもしれない。「良い時」も「悪い時」もその影響を最小限に抑えるために、私は「24時間ルール」を採用している。これは簡単に言うと、「感情の浮き沈みによる影響を受けるのは、原因となる出来事が起きた直後の24時間に制限する」ということだ。

よい時も悪い時も自分を変える行動を選択し、次に備えるようにしましょう。行動を起こすことが、精神的な強さを保つ秘訣なのです。

まとめ

感情を完全にコントロールすることは不可能かもしれませんが、自分の行動を通して感情を変えることはできます。いつまでもネガティブな感情にとらわれず、次の行動を起こすことが、精神的な強さを保つ秘訣なのです。自分が解決できる問題にフォーカスするようにして、時間の無駄使いをやめましょう。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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