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危機を乗り越えるマインドフルネス
著者:藤井英雄
出版社:みらいパブリッシング
本書の要約
with コロナの時代の不安やイライラを減らすために、マインドフルネスを習慣化しましょう。「今、ここ」の現実に気づき、客観視することで、 ネガティブ思考を手放せます。 ストレスや不安を減らすことで免疫力が高まり、コロナに感染するリスクも減らせます。
with コロナ時代の不安をマインドフルネスで軽減しよう!
ネガティブ思考を手放し、ネガティブ感情を癒すことができれば間接的にコロナウイルスに感染する危険を減らすことができます。それは「免疫力」の問題です。(藤井英雄)
精神科医の藤井英雄氏から新刊の危機を乗り越えるマインドフルネスを献本いだきました。今年の2月以降、世の中の空気は一変しました。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出ができなくなり、私たちはストレスを抱えるようになりました。仕事がなくなる?病気にかかったらどうしよう?という不安が、日本中を覆っています。著者はコロナ時代を「恐れと怒りにとらわれた世界」と表現していますが、ネガティブ感情を上手にコントロールしないと時代の空気に潰され、自分を見失ってしまいます。
Withコロナの世界はストレスでいっぱいです。感染の危険にさらされ、うつされはしないかと不安になり、逆に自分がうつしてしまえば会社や学校に大きな迷惑をかけてしまうと心配になります。感染だけでなく、仕事やお金の心配も加わることで、ますます免疫力が下がります。
ストレスを感じると交感神経が緊張し、アドレナリンが分泌されて、血圧が上がり筋肉の力が増大します。同時に副腎皮質からステロイドホルモンが分泌され炎症と戦う準備も始めます。このステロイドホルモンによって、免疫が抑制され、体に悪影響を及ぼします。免疫力が下がれば、新型コロナにかかる可能性が高まります。コロナに感染したくなければ、ストレスと上手に付き合うべきです。
実は、ストレスや不安はマインドフルネスによって軽減できます。「今、ここ」の現実に気づき、客観視することで、ネガティブ思考を客観的に手放し、ネガティブ感情を癒すことができるのです。マインドフルネスで一歩引いた視点から冷静に物事を考えられるようになり、ストレスやプレッシャーに負けないメンタルを創れるようになります。私もマインドフルネスを習慣化することで、with コロナの時代をなんとか生き延びています。メンタルが弱かった以前の私であれば、日々不安を感じ、つまらぬ時間を過ごしていたはずです。
免疫を強めてコロナに勝つ身体を作ろう!
コロナに感染するのではないか!と心配すればストレスになります。しかし、ストレスは免疫の大敵です。心配することによって免疫を弱めてしまえば本当にコロナにかかってしまうかもしれません。その意味でもストレスを解消するマインドフルネスはとても有効です。
ネガティブ思考を手放し、ネガティブ感情を癒すマインドフルネスが、幸せホルモンと呼ばれる脳内のセロトニンを増加させてくれます。このセロトニンが免疫力を高めてくれるのです。
■セロトニンを増やす方法
・リズミカルな運動
・太陽の光を浴びながらのウォーキング
・今、ここに集中しながらウォーキング(身体と心の声を聴きながら歩くことに集中する)
免疫力を高めたければ、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンを増やすことも大切です。
■オキシトシンを増やす方法
・他者に思いやりや感謝の気持ちを抱く
・慈悲の瞑想を行う(周りの人の幸せを祈る)
・人との触れ合いを増やす
・挨拶を行う
・オンラインミーティングで人とのコミュニケーションをはかる
また、体温を上げたり、睡眠をしっかりと取ることで、免疫力を高められます。健康な体を意識し、基礎代謝と免疫力を高める習慣を身につけましょう。健康な体でいれば、何があっても乗り越えられます。コロナに負けないために心と身体の健康をよい状態に保つようにするのです。
今ここに集中し、自分の状態を実況中継したり、数を数えることで、不安やイライラを減らせます。目の前の人との関係が悪く、ストレスを感じているのなら、その人の幸せを祈りましょう。感謝の気持ちを持つことで、自分をコントロールできるようになります。
私も毎朝、感謝日記を書き、昨日出会った人を思い出し、感謝の気持ちを残すようにしています。この感謝日記の習慣によって、私は幸せな気持ちで1日をスタートできるようになりました。with コロナの時代を生き抜くために、マインドフルネスを習慣化しましょう。本書を読めば、マインドフルネスのやり方を理解できます。
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