ハイディ・グラント・ハルバーソンのやり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学の習慣


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やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

成功はその人のDNAによって決まるものではありません。「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」を組み合わせることで、成功する確率を高められます。明確な目標を持ち、「if thenプランニング」によって、やるべき行動を習慣化することで、結果を出せるようになります。

目標達成できる人の9つの習慣

成功とは「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」によってつかむものです。 決して生まれつきのDNAで決まるものではありません。知能指数のように、これまで「生まれついてのもの」と考えられてきた指標は数多くあります。しかし、これらの指標では「誰が成功し、誰が成功しないのか」をまったく予測できないことが、多くの研究によって証明されてきています。誰が将来成功するかを予測しようと思ったら、知能指数を見るよりも、その人の戦略性や持続性を見る方がよほど的確です。(ハイディ・グラント・ハルバーソン)

成功はその人のDNAによって決まるものではありません。「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」を組み合わせることで、成功する確率を高められます。コロンビア大学の社会心理学者のハイディ・グラント・ハルバーソンは、目標を達成できる人には、以下の9つの共通する習慣があると指摘します。
1、明確な目標を持っている。
2、If-thenプランの形で「いついつになったらやる」と計画している。
3、現状と目標までの距離に目を向けて「目標に近づくために何をすべきか」に焦点を当て、モチベーションを維持している。
4、成功できると信じている。 同時に、成功は簡単には手に入らないと考えて、努力をおこたらない。
5、最初から完璧を目指さない。失敗を恐れることなく、少しずつでも進歩することを考えている。
6、どんな能力でも努力で身につけられると信じている。どんな困難でも「やり抜く力」を持って当たることができる。
7、意志力も鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使いすぎれば消耗することを知っている。
8、誘惑をできるだけ近づけないようにしている。意志力で誘惑に打ち勝とうとはしない。
9 、「やらないこと」でなく「やること」に焦点を置く
この9つのことをいつも心に置き、達成できない目標などないと信じることで、自分の習慣を変えられます。

習慣を変える「if-thenプランニング」とは何か?

今日はこの中から、結果を出すための、「if-thenプランニング」の手法について学びたいと思います。「if-thenプランニング」とは、「こうなったらこれをする」とあらかじめ決めておくことです。

「どんな行動をするかを事前に具体的に決めておく」ことで、それが実行される確率が高まります。ただ決めるのではなく、事前に「いつ」「何を」やるかを、はっきりと決めておくことで、実行できる確率は2倍から3倍も高くなります。

「食べすぎない」「だらだらと働かない」「夜更かししない」「話をするときに構えない」など、目標の多くは「~しない」という形のものになりがちです。こうした目標は、反対にその行動への衝動を高めてしまいます。「~しない」ではなく「~する」という表現方法を考えてください。

「~する」という目標を「if-thenプラン」にします。(例)①(if)もし、次に~をしたいと思ったら、②(then)代わりに~をするようにすることで、自分の習慣を変えられます。

オランダのユトレヒト大学の研究者が、3パターンの「if-thenプランニング」について調査をしています。第1のパターンは「代替if-thenプラン」です。好ましくない行動をより好ましい行動に替えるようにします。いつも、仕事を断れずに引き受けてしまって、身動きが取れない状態になる傾向があるとします。①(if)もし、次に仕事のオファーが来たら、②(then)引き受ける前に、1日は考えることにします。これで「1日考える」という行動が「断れずにすぐ引き受ける」という行動の代替になります。今まで自分を追い込む結果になっていた行動を、より好ましい行動に代替させるということです。

第2のパターンは「無視if-thenプラン」です。好ましくない思いや衝動(例えば緊張や不安)を無視します。例えば「たばこを吸いたい衝動が起きてきても、それを無視する」というのがこのパターンです。感じたくない衝動や思いを、自分の心から遮断することで、望ましくない行動をしないようにします。

第3のパターンは「否定的if-thenプラン」と呼ばれます。このパターンでは、今後やりたくない行動を、そのまま「やらない」ようにします。何らかの好ましくない行動をやめたいのであれば、シンプルに「もうそれはしない」とするのです。「ショッピングモールに行って、買い物がしたいと思っても、私は何も買わない」と考えることで、最も直接的に自分の衝動と対峙します。

これら3パターンの効果を調査したところ、驚くべきことが実証されました。3つ目の「否定的if-thenプラン」は、他のパターンと比べて効果がかなり小さいことがわかりました。さらには、まったくの逆効果となることがあることもわかったのです。

つまり、「否定的if-thenプラン」によって、避けようとしていた行動を、以前よりも多く取ってしまう結果になることが明らかになりました。「シロクマのことは考えるな!」と言われると逆に頭から離れなくなるこれと同じことが、思考だけでなく行動の場合にも起きるということです。ある行動を否定すればするほど、逆にその行動のことを考えてしまい、その結果、否定したい行動を強化してしまうのです。

if-thenプランを立てるときには「やめたいこと」に焦点を合わせるのではなくて「自分が望む行動を起こす」ようにすべきです。if-thenプランで大切なことは「あなたが何をしないのか」ではなく「何をするか」なのです。私は朝起きたらTVを見るのではなく、パソコンを開くことで、ブログを習慣化できました。お酒を飲む代わりに、炭酸水を飲むことで、断酒にも成功出来ました。自分の日常の中に、「if-thenプラン」を取り入れることで、習慣が変わり、私たちは結果を出せるようになります。

「if-thenプラン」について、こちらのブログでも紹介しています。

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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