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なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法
著者:村山太一
出版社:飛鳥新社
本書の要約
いろんな分野の本を読む(広げる読書)とトップの人の本を読む(深める読書)ことで、変化に適応できるようになります。理想の著者になりきり、思考と行動を学び、それを丸パクリし、実践することで、結果を出せるようになります。
村山太一式読書術とは?
本の著者の考え方を理解して丸パクリできれば、ものすごいスピードで成長できます。読書は人との出会いです。多くのすぐれた著者たちの見方や考え方を知れば、固定観念を壊してウェイト&ストップ思考から脱却できるようになります。(村山太一)
村山太一氏のなぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法の書評を続けます。ミシュランの星付きのレストランを経営する村山太一氏は変化にすぐに適応するためには、サバンナ思考を取り入れるべきだと言います。サバンナの弱者は生き残るために、今何が起きているかを知ることが大事です。
自分がいる業界や、目指す分野、日本や世界の動きまで、情報を浴びるように入れて、常に動き続けるために、読書を活用すべきです。自分の幅を広げると同時に、ナンバー1の尊敬できる人物の本を著者は読むようにしています。
①いろんな分野の本を読む(広げる読書)
自分の仕事と全く違うジャンルの本を読めば、知識も視野もグングン広がります。あえて普段読まない本や、自分とは反対の意見を持った人の本も読むと、思考が偏らずに済みます。
②トップの人の本を読む(深める読書)
ウォーレン・バフェットは「時代によって変わる原理原則はない」と語っていますが、原理原則を知ることで、重要なことを決断する時に間違えなくなります。著者はサイゼリヤの正垣泰彦会長の本も読み、実際にバイトにも行いくことで、りビジネスの原理原則を自分ごと化できたと言いいます。原理原則の書かれた優れた本は、何回も読むようにしましょう。
何か判断に迷うことがあったときや、自分に自信がなくなってきたときには、原理原則が書かれた本を読み返すことで、頭を整理できます。要所要所で原理原則に立ち返るのは、ぶれない軸を持つためにも必要です。
生き残るための読書5ステップ
理想の著者の考え方や行動を丸パクリし、一気に成長を目指すのが村山氏の読書術ですが、彼は以下の5つのステップで本を掘り下げています。
ステップ①ネットサーフィンで気になるテーマを探す
1、儲かりそうな情報を得ること。
2、危機につながりそうな情報を得ること。
ネットでこの2つのテーマで、何か引っかかる記事があったら、その分野に関する本をアマゾンなどで探し、本を絞っていきます。
ステップ②必ず書店で手に取って見る
書店で本を手に取り、著者のプロフィール、はじめにと目次、最初の数ページに目を通します。ウォーレン・バフェットの競合分析を書店で行い、類似本を比較することで、本選びで失敗することをなくすと言います
ステップ③著者の気持ちになりきって読む
僕は、その本を書いた著者になりきって読むのです。
著者と同じ視点に立って、著者とシンクロすることで、思考と行動を丸パクリします。著者になりきることで、いろんな発見があり、それを仕事でも生かせるようになると言います。
ステップ④W杯決勝戦の集中力で読む
著者は本に集中し、著者になりきることで、決断力や判断力を鍛えています。
ステップ⑤読んだら即行動
本は読み終わったら終わりではなく、それを実践してこそ、初めて「自分のもの」になります。
いい本を読んだら、その本を再現するくらいのつもりで行動を起こすこと。 その本の著者に弟子入りするようなつもりで、血肉化していくことで、結果を出せるようになります。行動する量を増やさないと成長できなませんし、変化に適応できません。本ブログが提唱する行動する読書を著者も実践しているのです。
人は年齢とともに、どうしても経験則に頼りがちで、頭も固くなっていきます。人の意見を聞かなくなるし、アイディアも思い浮かばなくなっていく。これでは、サバンナでは生きていけません。常にやわらか頭にしておくには、感動する心を持っておくことだと思います。
読書をしたり、新しい体験によって、刺激を受け続けなければ、頭が固くなります。時代の変化に適応するためには、様々な著者の考え方を取り入れることです。多読と大量行動で、人生を面白くできるという著者の考え方に共感を覚えました。
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