1日1、2時間の自分への投資を続けよう!

一般に、平均的な読解力の水準は小学六年から中学一年程度だといわれています。その理由は、その学年になるまでに基本的な読解力が身につくので、それ以上の努力をしなくなるからだそうです。(ボブ・プロクター)

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1日1時間の学びの時間を確保しよう!

ボブ・プロクターイメージは物質化する書評を続けます。 一定レベルの学力を身につけると多くの人は学ぶのをやめてしまうことがわかっています。日本でも漢字が読めないビジネスマンや数学のできない大学生の記事がメディアを賑わしていますが、アメリカでも事情は同じようです。 このことは、人生のあらゆることに共通して見られます。ある分野で基本的な知識や技能を覚えてしまうと、ほとんどの人はそこで学ぶのをやめてしまうのです。ビジネスパーソンも仕事に慣れるとルーティンの罠に陥り、新たなチャレンジをやめてしまいます。このマインドが自分の成長を止めてしまうのです。これでは面白いことが起こるわけがありません。

思想家の安岡正篤氏は「人間は学び続けなければならない。学ぶことをやめたら、人間でなくなる」という名言を残していますが、学ぶのをやめることで、人は自ら成長を止めてしまうのです。当然のことながらスキルの向上も止まり、学んでいる人との差は広がる一方です。実際、いろいろな分野においてエキスパートとして認められている人は、ごく少数で彼らはそれぞれの分野で多くの報酬を得ています。 

著者のボブ・プロクターはマインドセットを変えて、自分に投資するとよいと言います。

もし、今日から毎日1時間、あなたの仕事に関する分野について勉強したとすると、5年後には45週間分学んだことになります。つまり、1年間勉強したことになります。しかも、毎日1時間であれば、集中力のあるときを選んで学習できるので、これは1年間、集中して勉強したのと同じです。1日のうちたった1時間を勉強の時間にあてるだけで、比較的短期間のうちに会社内で頭一つ抜き出た存在になれるのです。

そういう努力をする人がほとんどいない状況で、学ぶ時間を持つことで、抜きん出た存在に変われます。1日1時間の自分への投資が数年後に結果となって現れるのです。日常にほんの少しの学びの時間を取り入れ、それを習慣化することで、自分を変えられます。読書や英語、コーチングなど自分を成長させるための時間を今日から確保しましょう。

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時間を自分の味方にする!

本書には、夢を持った悩み深い女性が登場します。彼女は、大学時代に思い描いていた夢と今の現実とのギャップに苦しんでいました。彼女の夢は、有名な作家になって華やかな人生を送ることでした。ところが、大学卒業後まもなく結婚して二人の子どもの世話をしなければならなくなったため、計画が狂ってしまいました。彼女の子どもたちはまだ幼く、自分の時間を持てずにいたのです。彼女は焦り、家族に対しても、人生そのものに対しても不満を抱いていました。

著者のボブは彼女に次のようにアドバイスします。

別に一人になって書く必要はないと思いますよ。もちろん、作家によっては執筆のためにわざわざ南の島に行くような人もいますが、そういう人たちはむしろ少数派です。それに、すべての時間を執筆に割いている作家はほとんどいません。収入を執筆だけでまかなえている作家もわずかです。1日に1ページ書くだけなら、まったく問題ないのではないですか?それならば、あとは1日1ページ書くことを毎日続けるだけです。そうすれば、一年で365ページというそれなりの厚さの本になりますよ。短編ものであれば、本2、3冊分になるかもしれません。そのために朝、一時間だけ早起きすれば、それが夢をかなえる紙一重の差になるかもしれません。それに、家族がそばにいることは 、あなたにとって元気をもらうことにもなるはずです。

自分の夢があるのなら、そのための時間を確保すればよいのです。2011年に私は最初の本を出版しましたが、その時、私は広告会社で働き、なおかつ子育てをしている真っ最中で、とても忙しい時間を過ごしていました。この状態で、自分に本が書けるのだろうかと悩みましたが、このチャンスをものにしたいと考えた私は、自分の時間を徹底的に見直しました。早朝と通勤時間を原稿を書く時間に当てることにし、翌朝から文章を書き始めました。毎朝4時に起き、1日を本の執筆からスタートしたのです。家族が寝ている時間に、3000文字を目標に原稿を書くことにしました。電車も座るためにあえて遠回りのルートを選び、往復2時間の車内を動く書斎にしました。執筆していた4ヶ月間で、私は書く習慣を身に付けることができました。

2010年の秋に始めたこの書く習慣のおかげで、私は著者になれ、今も毎朝、このブログを書いています。インプットとアウトプットの習慣が、私の人生を豊かにしてくれたのです。今、私はコンサルタントとして独立し、社外取締役として日々充実した時間を過ごせています。

この時の体験が、私の時間に対する考え方を変えました。どんなに忙しい人でも時間を無駄にしています。1日の時間を見直すことで、やりたいことをスタートできます。たいがいの人は自分のための時間を1日1、2時間なら生み出せるはずです。時間がないからと言って、やりたいことをあきらめるのではなく、学びのための時間を探し、学びを習慣化しましょう。時間を確保し、自分に投資することで未来を変えられます。

まとめ

時間がないと言って、やりたいことをあきらめるのをやめましょう。1日1時間の自分への投資が数年後のあなたを抜きん出た存在に変えてくれます。日常にほんの少しの学びの時間を取り入れ、それを習慣化することで、自分をより豊かにできるのです。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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