人間の脳には驚くほど、変化する力がある。神経科学者たちは長いあいだ、ある年齢ーおそらくわずか七歳くらいーを過ぎると脳は柔軟性を失い、もう変化できなくなると信じてきた。だが、近年急速に発展してきた脳の可塑性の研究によって、この従来の概念は完全にくつがえされた。そして、たとえ非常に高齢でも、人間の脳にはこれまで考えられていたよりはるかに高い柔軟性があることがわかってきた。これは、頭に浮かんでは消える思考レベルの、表層的な変化をさしているのではない。脳の物理的な構造において、変化が現実に起きるのだ。(エレーヌ・フォックス)
脳科学は人格を変えられるか?(エレーヌ・フォックス著)では
前向きな人のポジティブな脳を「サニーブレイン」
後ろ向き人のネガティブな脳を「レイニーブレイン」とネーミングしています。
脳のサニーとレイニーのバランスを思考と行動によって変えることで
私たちは人生をより楽しくできるのです。
人間の脳には驚くほど変化する力があることが、最近の研究ではわかっています。
以前は7歳までで脳は柔軟性を失い、もう変化できなくなると信じられてきました。
しかし、近年急速に発展してきた脳の可塑性の研究によって
高齢になっても人間の脳は変化することが明らかになってきたのです。
私たちは、意識と行動によって、いくつになっても
自分の「レイニーブレイン」を「サニーブレイン」に変えられるのです。
私たちは、思考と行動をやめてはいけないのです。
ロンドンのタクシードライバーの脳は道を覚えることで
進化していることがわかっています。
イギリスのエレノア・マグワイアの研究によると
ロンドンの複雑な道に精通したタクシー運転手16名の脳を調べたところ
脳の記憶を司る海馬が通常よりも大きく、ベテランの方が神経細胞も多かったそうです。
歳を重ねても、脳を鍛え続ければ、私たちは進化できるのです。
独自なレイニーブレインとサニーブレインがあるからこそ、人はそれぞれのやり方で恐怖や快楽に反応する。そしてこの 「アフェクティブ・マインドセット」の反応の根本的な相違によって、人が世界をどう見るかは左右される。この「世界をどう見るか」を変えれば、逆に脳に変化をもたらせることが今、わかってきている。
10年前の私の脳は間違いなくネガティブで、レイニーブレインが優勢でした。
アルコールに依存して、行動を先延ばししていましたが
これでは人生は変わらないと思い、断酒を決意し読書とブログを習慣化し始めたのです。
インプットとアウトプットを継続し、読書を楽しむようになってから
私の人生は面白くなり始めました。
世界の見方を変えることで、人生は変わることを実感したのです。
本をブログに書いたり、自分の行動に取り入れることによって
ポジティブマインドを手に入れることができたのです。
積極的に行動することで、多くの知識と体験が脳の中で繋がることで
脳がアクティブに動き始めたのです。
(アルコール依存症の脳も変えられたのです!)
もし、私が行動を起こしていなければ
このサニーブレインを使いこなせなかったかもしれません。
著者のフォックスは、ポジティブシンキングだけではダメだと言います。
思考を自分ごと化し、行動に移すことがスタートラインになります。
行動を積み重ねることで、「良い出来事」が起こり始めるのです。
ポジティブに考えただけでは、当たり前ですが結果は伴いません。
前向きに考え、行動し、失敗しても諦めないことで
私たちは良いことを引き寄せられるようになるのです。
脳がいくつになっても進化することが、わかっているのですから
諦めないことがポイントになります。
「アフェクティブ・マインドセット(心の姿勢) 」を日々強化することで
たとえ、年齢を重ねたとしても、私たちは幸せになれるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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