Facebookの次なるターゲットは?Opera!?

投資家には評判の悪いIPOでしたが、 Facebookには唸る程の手元資金が出来ました。
先日のInstagram買収に続き、次なるターゲットが噂されています。
Is Facebook about to buy Opera to create own Facebook browser?
と言う記事がPocket-lintに紹介されていました。

ソーシャルネットワーキングの巨人Facebookは
あのOpera Software (モバイル用のブラウザーで定評があります)の買収を
検討しているとのことです。
Google Apple Firefox microsoftという大手が覇権を争うブラウザーマーケットにも
Facebookが参入を狙っていると言うのは、プラットフォーム争奪戦が
いよいよ最終段階に入っていることを示すようで興味深いニュースです。

Chromeでシェアを高めているGoogleにとっても、このOpera買収は嫌な話です。
ネットに接続段階からFacebookを利用すると言うことは
Googleへのユーザーの滞在時間の減少を意味します。
そうなるとユザーの滞在時間に比例するGoogleの利益の源泉である
広告ビジネスに間違いなく影響を及ぼします。

噂段階とはいえ、モバイルでのブラウザーに定評のあるOperaの買収には価値があります。
Facebookにとっては自前でブラウザーを作成するための無駄な時間が節約できます。
スピーディに事業を買収すれば、それだけ早く覇権争いに参入できます。
それも、ユーザーに利用さているブラウザー=Operaなので効果も期待できるので
リスクも少なく、現状ではベストな選択かもしれません。

Opera already has a very good mobile browser, 
which has seen strong growth in the two years it has been available. 
And Facebook’s buying the company would save it having 
to build a browser from scratch.
ユザー数もOperaは2億人獲得していると主張しています。
Opera claims to have around 200 million users across all of its platforms.
この買収はFacebookの業態も進化させます。
Facebookは自社内でのユーザーのソーシャルグラフや嗜好
アクションを押さえるだけではなく 
インターネット上でのすべての行動をも押さえることが可能になるのです。 
それも、OperaということでPCだけではなくモバイル領域まで押さえられます。
今後のスマホ時代を見据えれば、これは相当意味があります。

朝、起きてから寝るまでのネットライフをFacebookが解析する権利を得たと
言う風に考えると空恐ろしくなります。
今回のIPOで莫大なマネーを獲得したFacebook!
彼らの投資戦略からますます目が離せなくなっています。
そして、GoogleよりもFacebookの方が
私たちの生活に影響を及ぼす恐ろしい存在になるという確信が、私に生まれ始めています。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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