プレゼンスは自分自身を信じること、信頼することから生まれます。いつわりのない自分の感情、自分の本当の価値や能力を信じることから生まれるものです。これは大事な点です。自分で自分を信じていなければ、ほかの人にも信頼してもらえません。(エイミー・カディ)
〈パワーポーズ〉が最高の自分を創るは、TEDで3500万回以上再生された
ハーバードの准教授エイミー・カディ氏の著書ですが、とても面白く読めました!
彼女は交通事故で外傷性脳損傷をうけ、貴重な大学時代の時間を無駄にします。
なんとこの時、彼女のIQは20も下がり、そこから奇跡の復活をはかるのです。
自分自身の身体を変化させることで、人生が変わることを発見するのです。
人生を変える大事な場面で多くの人は自分の力を出し切れません。
5000人の前で話すとき、あるいは就職の面接や給与アップの交渉に臨むとき
未来の投資家に事業のアイデアを売り込むとき
自分のためや誰かのために声を上げるときなど
私たちはみな、自信を失いそうになるさまざまな場面で失敗します。
自分を肯定的に受けとめて前へ進むためには、自信のないときでも
普段どおりに落ち着いて目の前の状況に向き合わなくてはなりません。
プレゼンスはそんな場面を乗り越える力を私たちにくれるのです。
相手を理解し、味方にし、
本書でエイミー・カディは丁寧に解き明かしていきます。
私たちに必要なのは「自信」「安心感」「強い熱意」の3つの特性だということが
起業家と投資家とのプレゼンテーションの分析からわかったのです。
自分を十分に出し尽くし、それを相手に伝えることがポイントだったのです。
プレゼンスとは、「自分の真の気持ちや考え、価値観、可能性に耳を傾け、自然にそれを表現できている状態」を指します。
他人の評価ではなく、自分が自分に持っている印象に意識を向けることで
私たちは他者からの信頼を得られるようになるのです。
自分に自信を持たない限り、当たり前ですが相手を説得できません。
【新品】【本】〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る エイミー・カディ/著 石垣賀子/訳 |
他人からの信頼感を勝ち取り、プレゼンスを発揮するためには
脳だけでなく、体を使うことが重要であるという事実が本書で徐々に明らかにされていきます。
他人の話に耳を傾ける、力強い声を出す、笑顔を心がける、姿勢をよくするなどの
私たちの日頃の振る舞いが、プレゼンスに影響していたのです。
そして、彼女は偉い教授たちの前で、自分が卑屈な姿勢をとっていることに気づき
自分のボディーランゲージをポジティブに変えることにするのです。
自分の力を発揮するためには、テストステロンの分泌を高め
コルチゾールの分泌を減少させることが鍵になります。
ハイパワーポーズと呼ばれる力強い姿勢をとることで、私たちは自信を持てるようになります。
パワーポーズを行った被験者はテストステロンが増加し、コルチゾールが減少しました。
逆にローパワーポーズを行った被験者はテストステロンが減少し
コルチゾールが増加することがわかったのです。
パワーのない姿勢をとると自己卑下に繋がり、悪い結果をもたらします。
身体の姿勢やボディランゲージは、当然、他人から見た印象を左右します。
パワーポーズは、そればかりではなく、自分自身の心理状態
そして、ストレスを左右するホルモンバランスにも大きな影響を与えるのです。
元気がなくなった時には、力強い姿勢を意識すればよいのです。
ハイパワーポーズを日頃から習慣にすれば、結果を出せるようになります。
プレゼン前に自分が力が出るポーズを研究するとよいかもしれません。
本書を参考にして、自分にフィットしたパワーポーズを見つけましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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photo credit: Decadent & Darkly Romantic – Holding the Fort via photopin (license)
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