モノがなくても人生を楽しめる?デーブ・ブルーノの100個チャレンジの書評。

所持品の2%をまったく使わず、14%を毎日使っていたわけだ。これで、私物100個以内で生きていけることを自分に証明できた。ほとんど毎日、14個のモノだけで暮らせるという発見でもあった。この数字を、違った視点から眺めると興味深い。私は、所持品のうち98%を、少なくとも3カ月間で1回は使用したのだ。(デーブ・ブルーノ)

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2017-01-04-19-43-50
photo credit: sometimesong Magnolia heart via photopin (license)

モノをいくら所有しても、私たちは幸せになれるわけではありません。
逆に、モノに人生を支配されることで、人生を楽しめなくなります。
それに気づいたデーブ・ブルーノは100個のモノで生活すると決め
積極的に消費することをやめたのです。
その記録が書籍100個チャレンジでレポートされています。
3ヶ月間に彼が毎日使ったモノはわずか14個だけで
多くのモノが不要であることがわかりました。
モノを厳選したにも関わらず、100個のうちの2個はまったく使わなかったとのことです。

私たちは100個チャレンジによって、モノがなくても充分生きていけることを実感できます。
ブルーノはモノを減らすことで精神的なゆとりを取り戻し、自分や家族との時間を増やせました。
モノに支配されないマインドを手にすることで、不安な気持ちをなくせたのです。

モノを処分したら、新しい生活を始めるだけの勢いがついた。所持品をあれこれ手放していく上で、今までの考え方もいくつか捨てた。すると、意外にも新しい道が目の前に見えてきたのだ。不安な気持ちは減っていた。心が解放され、これからの人生、に心から期待できるようになった。自分への罰として始めたプロジェクトが、希望を見出す旅に変わったのだ。

モノを捨てることで、過去のネガティブな考え方も捨てられます。
私も本や洋服を処分することで、今までの常識を疑うようになり
思考や行動を変えられることに気づけました。
自分と対話する時間を持つことで、人生に対する期待値を上げられます。
不要なモノを捨てることで、自分の習慣も変えられます。
部屋を片づけることで、自分の嫌な部分に気づけ、行動を改善できるようになるのです。
悪い習慣を変えたければ、不要なモノを徹底的に捨てるとよいかもしれません。

何かから六カ月離れてみて、また戻ったときに必要だと感じなければ、それが『いらないもの』であるばかりか、もともと価値がなかったということだ.

モノから一旦離れられると、モノの本来の価値がわかります。
自分に必要のないモノがわかれば、生活をシンプルにできます。
モノが減れば、部屋はきれいになり、気持ちもスッキリします。
掃除やメンテナンスの時間も減らせ、本当に自分のやりたいことが見つかります。
不要なモノが売っている店には行かなくなり、時間だけでなくお金も節約できるのです。

ほとんどの人には、一生を通して今、この場所で喜びに浸れるチャンスがある。私たちの生活は、想像もつかないような幸せが得られる可能性に満ちている。私たちの心は多くの喜びを取り込んで、育むことができる。だがそれまでの私は、完壁な日々を求めるがあまり、自分をごまかし、いろんなことを犠牲にしながら身を粉にして働き、少しずつ希望を失っていた。

モノがなくなれば、今ここに集中でき、自分の可能性を広げられるのです。
逆にモノに支配されると、心に余裕がなくなり、自分らしさを失っていくのです。
今、所有しているモノに感謝の気持ちを持って接すれば、物欲を減らせます。
このルールを理解し、物欲をコントロールできれば、人生をより楽しめるようになるのです。

チャレンジが終わるころにはきっと、少ない所持品でも満足しているし、「もっと」を求める衝動はなくなっている。そうしたら、買い物以外に、何か自分の時間やお金、才能を使って何かやらなければならないので、そのつもりにしておいてほしい。

このように買い物から自分を解放することで、人生をワクワクなものに変えられます。
過剰な消費をやめることで、自分の人生をシンプルにでき、やりたいことに集中できるからです。
モノから距離を置き、物理的・精神的なゆとりを得ることで
私たちはより多くのことにチャレンジできるようになります。
旅行や家族、自分への投資などに時間とお金を使うことで、より幸せになれるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
      

   スクリーンショット 2016-04-29 22.16.13 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評ブログアイデアクリエイティビティライフハック
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました