周りの人との深く充実した人間関係を築くためには、まず相手の言葉を聴くことから始めなければならない。そこでは精神的な強さが要求される。(スティーブン・R・コヴィー)
コミュニケーションを上手に行うためには、相手の話をしっかりと聞くことが大事です。
しかし、人の話を聞くことは難しく、ついつい自分中心に会話が進みがちです。
これでは、相手は満足してくれません。
例えば、メモを取りながら話を聞けば、相手の話に集中できるようになります。
聞き上手な人は、概して人たらしになりやすい。人の話を聞くこと自体が、相手にとっての報酬となるからである。私たちは自分の話を聞いてもらえると大変にうれしいのだ。相手の話を聞くときには、面倒でもメモを取ること。メモを取ってあげれば、あなたの話を聞き流しているわけではありません、大変に面白いお話ですという強烈なアピールができる。(内藤誼人)
人の話を聞くこと自体が相手にとっては報酬になるのです。
このルールを時々思い出せれば、自分の話は減らせるはずです。
会話ではやはり相手に喋ってもらうのが一番。ただこれをはき違えている人が多い。喋らせようとするあまり、面接官かインタビュアーになってしまう。ただの聞き役ではなく、相手の話にどれだけ興味を持てるか、どれだけ話を引き出せるかの二点が大事。「あなたのもの凄く面白いストーリーを聞きたいんですよ。面白く話してくださとと、その手助けをしてあげるんです。(児玉教仁)
会話をする際にも、細心の注意が必要です。
良い話をしてもらうためには、相手が話しやすい環境を作らねばなりません。
そのためには、相手の話に興味を持って、良い質問を心がけましょう。
相手の素晴らしい体験を少しでも引き出せれば
相手はあなたを信用して、いろいろな話をしてくれるようになります。
会話がは弾めば、ビジネスのヒントなどももらえるようになります。
「ダメな私」を今すぐやめる200のアイデア(マイケル・ヘッペル著)の中に
相手の話を面白くする10の質問リストが紹介されていました。
「どうやったの?」
「どうしてそれを選んだの?」
「どこでそのやり方を習ったの?」
「どうすれば私でもできる?」
「例を教えてくれる?」
「もっと教えて」
「もう一度同じことをやるとしたら、何を変える?」
「次はどうするの?」
「本当に?すこい!」
何も言わずにただ黙って笑顔でうなずく。そうするだけで、人々がどれだけ話し続けるか、あなたは驚くはずだ。
相手のアクションを褒めたり
体験についての質問を繰り返すことで
相手はあなたにいろいろな話を教えてくれるはずです。
また、何も言わずに、笑顔でうなずくことも効果があります。
コミュニケーションした時に自分が嬉しかったことを
相手にもしてあげればよいのです。
相手の話を聞くことは、相手に社会的報酬を与える行為だ。(アーノルド・H・バス)
自分が話すのではなく、相手を喜ばすことが
ビジネスを成功させるための鍵になります。
話を聞く人が少ないのは、いつの世も同じようです。
しっかりと話を聞ける人、良い質問で話を引き出せる人になることで
あなたは、絶大な信頼を得られるはずです。
私は話を聞くのが好きである。注意深く聞くことで、多くを学んだ。だが、聞こうとしない者は多い。(アーネスト・ヘミングウェイ)
ヘミングウエイのような聞き上手を目指しましょう!
photo credit: I am all Ears via photopin (license)
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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