TVを断捨離して、自分時間を作る方法。1分間時間術(石井貴士著)の書評

時間の使い方が下手ならば、あなたよりも能力的に劣っている人にも追い抜かれます。 逆に、時間の使い方が上手ならば、天才をも逆転することができるのです。(石井貴士)

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自分の時間を作りたい人におすすめなのが、1分間時間術石井貴士著)です。
石井氏は時間長者になるためには、2つの方法しかないと言います。
1、無駄な時間を減らす。
2、重要な時間を増やす。
ルールは、たったこれだけですから
この法則に則って、自分の時間の棚卸をしてみましょう。
当たり前のことですが、多くの人はこの当たり前ができないのです。

まずは、ダメな時間を見つけて、それを変えてみるのです。
最初は意識しないとできませんが、無駄な時間をどんどん発見して
それを有意義な時間に変えていくのです。

では、どうすれば、無駄な時間をなくせるのでしょうか?
石井氏は以下のたった二つの理由を見つけられれば、時間を変えられると本書で書いています。
1、無駄な時間とは、どんな時間なのか? という定義づけができていないから。  
2、徹底して、何が何でも無駄な時間を減らそうとしないから。
本気で自分の時間を変えようと思ったら、隙間時間すら活用できるようになります。
以前の私はアルコール依存症で、多くの貴重な時間を失ってきました。
20代から40代前半までは夜の宴会と、二日酔いの苦しみで
夜と朝を無駄遣いし、自分の可能性の扉を、自ら閉じてしまっていたのです。

その反省から44歳の時に断酒をし、時間を徹底的にコントロールし始めました。
iPhoneを使って、インプットとアウトプットの最大化を心がけるようになったのです。
このおかげで、私は本を出版したり、セミナーができるようになるなど
発信側の立場に自分の立ち位置をシフトできました。
ここから、私の人生は変わり始めたのです。 

「神は細部に宿る」と言われますが、人生において無駄な時間を1秒単位であれ、見つけ出し、それをなくしていきましょう。 お金持ちは、1円、10円を大切にします。「時間長者」を目指すあなたも、同じように1秒1秒を大切にしていこうと意識をきりかえるのです。

「1分間の積み重ねが、年間4000時間を生み出す」と著者は言いますが
本当に隙間時間を活用することで、生産性が変わります。
著者はメディアとの時間を減らして、自分の時間を作り出せと言いますが
この意見には大賛成です。
TVなどの受動的メディアを私も、ほぼ見なくなりました。
最近では、日経新聞も週末にまとめ読みをして、朝の時間を読書に使っています。
普段は朝一で日経メールをチェックして、経済トレンドを追うなど
ニュースや第三者情報はインターネットで最速で取得するようにしています。
残りの時間は、自分に必要な情報を増やす時間に使うのです。
自分の価値を上げるための専門分野の情報取得に、徹底的に時間を使いましょう!

与えられた時間は誰しも平等です。だからこそ、時間の使い方によって差が出る時代になったのです。

情報収集で差をつけるためには、人とは違うことをしなければなりません。
私の場合は、移動時間や待ち時間は、kindleでの読書に費やします。
5分あれば、本を読み、気になった言葉はEvernoteに保存していきます。
自分ゴト化するために、それを空き時間で読み返し
頭が整理できたら、ブログでどんどんアウトプットしていくのです。

多くの著者の知恵を自分の知識や体験に結びつけることで
自分の価値を上げられるようになります。
隙間時間でインプットとアウトプットを習慣化することで
私は時間をコントロールできるようになったのです。

この1分間時間術を読めば、自分の無駄な時間を見つけられます。
自分のために時間を作りたい人には、おすすめの一冊です。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
   

photo credit: The time is like a sword if you won’t cut it ..it will cut you via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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