アルコールをやめるための3つのメソッド

変化するには、古い習慣を新しい習慣に置きかえねばならない(W・A・ピーターソン)

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悪い習慣に負けないようにするためには、どうすればよいでしょうか?

デューク大学のジェフリー・クゥイン(Jeffrey M. Quinn)博士の研究結果を読むと
悪い習慣の撃退法がわかります。
クゥイン博士は「悪い習慣をしっかりとモニターしよう!」と言います。
誘惑に打ち勝つためには、次の3つのメソッドが効果的です。
博士はデューク大学の132人の学生に協力してもらい
3つの行動のどれが効果があるのかを調べたのです。
■詳細な記録をつける
■その習慣ができないような別の行動をする
■誘惑がない環境をつくる
自分が悪い習慣をするのはどんな時のどんな状況下なのかを
しっかりと記録するのです。
一日何回も無意識にしてしまうような習慣は
記録をつけることでその原因がさぐれます。

例えば、甘い物の食べすぎて悩んでいるのなら
甘いものをたくなった時のことを全て記録していくのです。
食べてしまうのは、イライラした時なのか?
暇な時なのか?友人といた時か?などを記録して、その原因を探していくのです。
こうすれば、甘い物を食べないようになれます。
詳細に記録することで、自分が悪い習慣を始める状態を自覚できます。
自分を客観視することで、自分をコントロールできるようになるのです。

また、甘い物を食べないように別の行動をとるのも良いでしょう。
甘いものの代わりにヘルシーなナッツを食べたり、ガムを噛むなどすれば
気持ちを満足させられるはずです。

誘惑がない環境をつくることも大事です。
甘いものを隠してすぐに食べられないようにしたり、スーパーの売り場に近づかないようにするのです。
デューク大学の研究結果によると、この誘惑のない環境を作ることが最も効果的だったのです。
その習慣ができないように、別の行動を取ることも効果があったそうです。

この3つの方法は、悪い習慣をやめるためにはどれも効果がありますから
組み合わせるのも良いかもしれません。
9年前に私は断酒をしたのですが、このメソッドを組み合わせて成功しました。
私は、居酒屋やバーには一切近づかないようにして
お酒のないスターバックスで過ごすようにしたのです。
夜型の生活を朝型に変え、夜は早く家に帰るようにしました。
とにかく朝早く起きることで、健康を意識するようにしたのです。
また、夜は飲み屋の友達と会う代わりに、勉強会やセミナーに出席して
飲まない仲間を新たにつくりました。

自分の習慣を変えることで、私は断酒に成功し、自分の人生を変えられたのです。
今回、岩崎一郎氏の何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ
読むことで、この時のことを思い出しました。
やめたい習慣を意識し、良い習慣に置き換えるようにすれば
自分の人生を変えられるようになります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

    

photo credit: Habit de lumière via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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