リナ・マエ・アコスタとミッシェル・ハッチソの世界一幸せな子どもに親がしていることの書評

習慣化

オランダの子育てスタイルは、何でも話せるオープンな関係と、その反面、子どものしていることにあまり口を出さない絶妙なバランスの間で成り立っている。(リナ・マエ・アコスタ、ミッシェル・ハッチソン)


photo credit: lilacandhoney Gourmandise via photopin (license)

幸せな子育てのためにオランダの親を真似よう!

何かを始めるときに、私は徹底的にそのジャンルの本を読むようにしています。著者の人たちは基本結果を出している人たちなので、彼らのやり方を真似るのが一番早道だと考えています。何冊かの本を読み、自分に向いているメソッドを探します。フィットした本があれば、それをブログに整理し、自分ごと化していきます。本を読んだだけでは著者のアドバイスをなかなか実践できませんが、ブログに書くことで、それを脳にすり込めます。やりたいことがあれば、本を読み、それを記事にし、小さなことから真似ることが私のルールになっています。著者の言葉や体験からヒントやコツを見つけることができます。あとは繰り返し行うことで、新たな行動を習慣化できるようになります。

私は幸せになることを意識し、日々その方法を考えています。そのために10年前から幸せな人を研究し、彼らのメソッドを真似るようにしています。幸せな人たちの本を読み、その著者に会いに行くなど様々な方法を試してきました。最近では編集者にもインタビューをして、幸せになるためのルールを明らかにしています。今回、ソーシャルメディア経由で世界一幸せな子どもに親がしていることという一冊の良書に出会えました。私たちは子供の時から幸せになる権利がありますが、そのためには親が子供としっかり接する必要があります。しかし、10代の子育ては親がいくら頑張ってもなかなかうまくいきません。実は、最近10代の子育てで色々悩みがあったのですが、本書を読むことでその解決策が見つかりました。オランダの親子関係の良い点を真似ることで思春期の子供との関係を改善できそうです。

2013年のユニセフ調査によるとオランダの子供が世界一幸せであることがわかりました。先進国ではオランダの子供たちが突出していて、なんと95%以上の子供が自分自身を幸せだと認識していたのです。オランダでは赤ちゃんの頃から幸せです。アメリカの赤ちゃんと比較するとオランダの赤ちゃんの方がよく声が出て、ニコニコと笑い、スキンシップを好むそうです。その違いを研究者たちは以下にまとめました。

●オランダの赤ちゃんはよく眠る。
●オランダの子どもは小学校での宿題がほとんどない。
●オランダの子どもは自分たちの話をきちんと聞いてもらえる。
●オランダの子どもは保護者と一緒でなくても外でのびのびと遊べる
オランダの子どもは家族と一緒に定期的に食事をとっている。

オランダの子どもは両親と過ごす時間がたくさんある。
オランダの子どもはお古のおもちゃでも大喜びする。小さな幸せを感じることができる。

オランダの子供たちは自己認識をちゃんと持ち、家族と深い絆を築いています。周囲の愛情を感じ取り、自分の居場所をきちんと見つけているのです。オランダにはドラッグや飲酒で奔放なイメージがありますが、実はオランダの親は保守的で子育てを生活の中心に置いています。子供を幸せにするためにありたい自分を実現させることが親や社会の役割になっています。

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子供との時間をもっと増やそう!

オランダの親は恵まれた環境で働いています。就労時間は週あたり29時間で、日本人とは比べ物になりません。彼らは少なくとも週一日は子供と過ごす時間を取り、自分のプライベートな時間も確保しています。母親と父親は家事や育児をしっかりと分担できるようにオランダ社会全体が子育てをサポートしています。ニューヨークや東京のように子育てを競争だと捉えることはなく、自分らしい子育てを実践しています。オランダのように自分の労働時間をいきなり減らすことはできませんが、子供との時間をしっかり意識することは可能です。私は子供と朝ご飯を食べるために早起きを欠かさないようにしていますが、本書を読むことで、もう少し子供との時間を増やすことを決めました。子供が自分の頭で考えられるようにすることが親の仕事で、あまり細かく口出しをしないほうがよさそうです。子供の話を聴いて、質問が出た時だけアドバイスをすればよいのだと今回気持ちを切り替えることができました。

子供をあまり競争させないのがオランダ流で、熾烈な試験勉強がないのです。中学進学の際には試験も行われますが、先生がしっかりと子供を評価し、テストの点だけで子供の合否を判断しません。幸せな学校生活が送れるかどうかを試験と道徳観によって評価するのです。入学後も未来の自分にあったコースに移動することもできるなどフレシキブルなシステムが採用されているため、その後も様々な選択ができるようになっています。無理やり勉強させるのではなく、いつでもやりたいことが見つかれば、自分のコースを変更できるのです。イギリスや日本のように最初からレベルの高い学校に入る必要がないので、親も子供にプレッシャーをかけなくてよいのです。本当に子供にふさわしい学校を本人、親、教師が選べようになっています。大学入試時も高い成績を求められないので、競争はエスカレートしないのです。

学問の良くできる成績優秀者よりも、平均レベルの能力においてこそもっとも広い可能性を見つけ出すことができるという。 (ハーマン・プライ)

文化史家のハーマン・プライが指摘するように勉強の成績のみで子供を判断しない方がよさそうです。成績の良し悪し(2つの極端な評価)ではなく、健全な平均レベルを意識し、子供の長所を引き出すようにしたいと思います。競争をしないオランダののんびりした教育システムが多くの起業家やアーティストを生み出していきます。DVD、CD、Bluetooth、Wi-Fiなどの技術もオランダから生まれています。ノーベル賞をとる人間は少ないですが、多くの幸せな成功者をオランダは生み出しています。オランダの教育は競争からの脱落ではなく、長くレースで活躍できる場を提供しているのです。格付けをしないオランダの教育システムは子供たちにストレスをあまり感じさせません。結果として、子供たちは伸び伸び育ちながら、幸せな時間を過ごしているのです。日本の教育システムを変える事は難しいですが、自分の意識や子供への接し方は変えられます。子供の能力を伸ばすために自分にできる事を考えてみたいと思います。

まとめ

幸せな子供たちを生み出すオランダの子育てから私たちは多くのことを学べます。子供にあまりプレッシャーを感じさせないで、子供の長所を引き出すことを意識すると伸び伸び育ちます。本書で紹介されているオランダの良い点を真似て見ようと思います。子供に厳しく接するのではなく、優しく接することが子供の幸せにつながります。豊かな子供時代を過ごせば、大人なっても幸せでいられます。自己肯定感が高まる子育てを考えるきっかけをもらえました!

      

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