加藤俊徳氏の脳を強化したければ、ラジオを聴きなさいの書評

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脳を刺激するには「自分が普段しないこと」をするのが重要ですが、その意味でラジオは常に新しい情報を聴覚系脳番地を通じて私たちにもたらしてくれます。(加藤俊徳)


photo credit: Khuroshvili Ilya Somewhere on the waves of Tallinn via photopin (license)

ラジオを聴いて、聴覚系脳番地を鍛えよう!

朝晩の通勤の時にラジオを聴くようにしています。ラジオを聴くことで、普段接しない様々な情報を得られます。自分が接したことのない いろいろなタイプの人の話や馴染みのない音楽を聴けます。ラジオを習慣化することで、自分の知らない情報や価値観に触れられます。構成やパーソナリテイなどの特徴も番組によって異なるので、多くの情報を入手できます。ラジオのコメンテーターはテレビに比べ、本音トークが多いので、世の中の本質をつかめます。また、異なる意見を聴くことで、既存とは違うアプローチでものを考えられるようになるというメリットもあります。

先日、J-Waveの脳科学者の加藤俊徳氏が出演していましたが、このラジオが脳に効果があると話していました。早速、加藤氏の新刊の脳を強化したければ、ラジオを聴きなさいを読んでみました。現代人はテレビやスマホと接する時間が長くなり、聞く力が弱くなっています。聞く力が弱い人は、コミュニケーション能力も低く、人間関係でも損をしがちです。

今こそ、現代人は聞く力を強化すべきですが、それにもっとも適しているのがラジオだと言うのです。ラジオを聞くことで、多様な情報が入手でき、脳が刺激を受けます。聞く力を鍛えることで、海馬や側頭葉などが活性化し、記憶力がアップします。他にも聞く力を鍛えることによって、読解力や言語能力をアップできることもわかっています。

加藤氏は脳は8つの番地に分かれ、それぞれが異なる機能を担っていると指摘します。
■聴覚系脳番地:音を聞き取ったり、聞き分けたりする時に働く
■記憶系脳番地:読んだ本の内容などを記憶する時に働く
■視覚系脳番地:本の文字情報を含む、視覚情報を取り入れる時に働く
■感情系脳番地:感情を理解したり、感情を生み出したりする時に働く
■理解系脳番地:本の内容などを比較・整理して、複合的に理解する時に働く
■思考系脳番地:本の内容などについて深く考えたり、判断したりする時に働く
■伝達系脳番地:文章を言い換えたり、他言語にしたりする時に働く
■運動系脳番地:体を動かす時に働く

この8つの脳番地で聴覚系を鍛えることを現代人はもっともっと意識すべきです。聴覚系脳番地は記憶系脳番地や理解系脳番地と密接に関係していますが、私たちはここを疎かにしがちです。スマホやテレビなどに時間を使ってしまい、視覚系の脳番地を優先しています。このため、私たちの脳番地のバランスが崩れてしまっているのです。その結果、私たちはイライラする、記憶力が下がる、ネガティブ思考になるなどの問題を抱えるようになったのです。

それを避けるために、聴覚系脳番地を積極的に使い、脳番地のバランスを保つべきです。聞く力は人間力の根幹で、他の脳番地との連携することで、私たちは日常生活を送っています。脳の聴覚系脳番地がハブになり、他の7つの脳番地とやりとりをしているのです。

8つに大別される脳番地ですが、ひとつの脳番地だけを長時間使い続けることは、あまりおすすめできません。必ずその脳番地の働きが時間が経つにつれて低下するからです。ですから、ひとつの脳番地を使いすぎて疲れたときは、別の脳番地を使うこと、すなわち、脳番地のシフトを行うことでリフレッシュしてあげることも大切になるのです。使う脳番地のローテーションを組むことで、バランス良く脳を強化しましょう。

ラジオを聴いたら、聴覚系脳番地を休息させ、番組で聞いた内容を行動に移してみるとよいと言います。運動について学んだら、実際に自分の体を動かして、運動系脳番地を使ってみるのです。聴く→行動するという習慣を恒常化させれば、すぐに行動できる人間に生まれ変われます。脳番地をバランス良く使うのと同様に、ひとつの脳番地が疲れたら、別の脳番地にシフトして一方を休息させ、他の脳番地を活発化させることで脳の働きを強化できるのです。

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脳の思考系脳番地を強化して、良い習慣を身につけよう!

食生活が偏ったり、睡眠時間が不規則だったり、悪い生活習慣というのは、ダメだとわかっていても、なかなか変えられないもの。これを脳科学的な観点から見てみると、その原因は、思考系脳番地の働きのマンネリ化にあると考えられます。脳の前頭葉に位置する思考系脳番地は、人間の意思や創造力を司る部位で、「こうありたい」と強く願ったり、集中力を高めたりするときなどに機能します。

思考系脳番地は、たとえ一度発達しても、ダラダラと怠惰な時間を過ごしていると働きが弱まってしまいます。悪い習慣が悪い習慣を引き起こし、自分のやりたいことができなくなります。悪い習慣にサヨナラして、良い習慣を身に付けたければ、自分の意志力を鍛えるべきです。自分のやりたいことを明確にして、行動することでこの脳番地を鍛えられます。

私も10年前に断酒するまでだらしない生活を送っていましたが、やりたいことを明確にし、早起きを徹底するなど良い習慣を増やすことで、結果を残せるようになりました。自分から積極的に楽しもうとするクセを脳につけることができれば、物事の見方が変わり、ワクワクできることをたくさん発見できるようになります。

また、脳の思考系を鍛えるためにラジオ番組を活用するのもよいでしょう。若いDJや異なる価値観のパーソナリティの番組を聴くことで、新しい音楽や別のアイデアに触れられます。ラジオを聴くことで、脳の思考のマンネリを防げ、クリエイティブな時間を増やせるようになります。ラジオで聴いたことをすぐに実践することも、自分を変えるためには有効です。

まとめ

8つの脳番地の特性を理解し、聴覚系脳番地をもっと積極的に使うようにすべきです。その際、様々な情報を入手できるラジオを活用するとよいでしょう。自分とは違う感性の人間が発する言葉を聴くことで、柔軟な思考を手に入れられます。聞く力を鍛えることで、記憶力や言語能力がアップすることもわかっています。視覚系の脳番地だけでなく、聴覚系の脳番地をもっと活用することで、脳のつながりを強化できます。

     

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徳本昌大

徳本昌大ソーシャルおじさん

投稿者プロフィール

複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みを持つ。
ソーシャルメディアを活用したコミュニケーションデザインの実績多数。

現在、ベンチャー企業の取締役 顧問として活躍中
インバウンド、海外進出のEwilジャパンCOO
Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー GYAKUSAN株式会社など
アルコール依存症を克服した独自の習慣術でのベンチャー起業家へのコーチングも行う。

ドラッカー名言学び実践会主催
iPhone記事や、ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新しています。
MacFanの書評連載も評判

著書に、
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。

電子書籍も積極的にリリースしています。
「ミドル世代のための小さな会社の創り方」
「名刺作成のプロが教える ソーシャリアル名刺の作り方」
などが代表作。

参考サイト
http://column.bizright.co.jp/
 

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