道は開ける(デール・カーネギー著)の書評

デール・カーネギーの名著新訳 道は開ける
Kindleでリリースされていたので、再読しています。
こういう古典がKindleで読めるのは嬉しい限りです。
今後も、どんどんKindle版で復刻してもらえると
紙の書籍が処分できて、部屋がスッキリしそうです。
今年の私のテーマの一つが捨てるなので
どんどんKindle化されれば、入れ替えていきたいです。
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本書の原題はHow to Stop Worrying and Start Living
悩みを解決する指南書しとして、多くの人々に影響を与えてきました。
数多くの体験に基づく名言が、収録されていて読み応えがあります。
実際、本書には、絵空事ではない実在の人物の不安克服法が
まとめられているので、私たちは、読んで行動すればよいのです。

本書に書かれている多くの言葉は、当たり前だと思われるかもしれませんが
問題なのは、無知でなはく、私たちの無行動なのです。
本書を読むことのゴールが、著者のデール・カネーギーによって
以下のように設定されています。

「自分はなにがあっても学び、この不安から絶対に解放された人生を手に入れるのだ」という強い気持ち。それだけである。

今度こそ、強い気持ちを持って、行動し不安から逃れていきましょう!
そのためには、何度も原則に立ち戻るべきなのです。

また、この本の冒頭に書かれているカーネギーの本の
読み方のアドバイスは、とても参考になります。
何もしなければ、人は書かれている内容を忘れてしまうのです。
知識と行動を結びつけ、習慣化を目指しましょう。
正に、このブログがテーマにしている行動する読書が推奨されています。

バーナード・ショーは「人にものを教えても、その人はなにも学ばない」という言葉を残した。これはまさに彼の言うとおりで、なにかを学ぶというのはもっと自発的な行為なのだ。行動によって、人は学ぶ。だから、あなたがもしこの本に書かれた内容を身につけたいと願うのならば、自ら行動の中で試していかなくてはいけない。機会を見つけ、そこに応用してみるのだ。もし、行動しなければ、なにを読んでもすぐに忘れてしまう。実際に使った知識だけが、人の心に焼きつくのだ。

単に情報を得るための読書は、時間の無駄だと思いましょう。
知識を仕入れたら、行動して自分ゴト化してしまうのです。

「自分は単に情報を得るためにこの本を読んでいるわけではないのだ」という気持ちを持っていただきたい。あなたは、新たな習慣を身につけようとして、今これを読んでいるのだ。あなたは、新しい人生を手にしようとしている。そのためには時間もかかるし、辛抱強さも必要だし、日々の取り組みは欠かせないものなのだ。だから、何度でも本書を見返してほしい。

本書には、利他の精神が自分の不安を取り除く最善の方法だと書かれています。
他者を幸せにするという言葉を毎日、思い出すことで
自らの行動が変わるはずです。
これで周りもハッピーにできますし、自分の心を満たすことができるのです。

他人のためにささやかな幸福を生み出すように努力することによって、自分自身の不幸を忘れよう。毎日、だれかの顔に歓びの微笑が浮かぶような善行を心がけよう。「他人に対して善を行なうとき、人間は自己に対して最善を行なっている

他者の笑顔を思い浮かべて、自分の行動を変えれば
成果と貢献が同時に得られます。
この達成感があれば、人は不安から逃れられるのです。

幸福を発見したいと願うなら、感謝とか恩知らずなどを考えずに、与えるという内面の喜びのために与えるべきである

本書、道は開けるをKindleで持ち運べれば
いつでもこに原則を読み返し、行動につなげられるはずです。

今日もお読みいただき、ありがとうござます!

  

 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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