失敗をしない者を信用してはいけない。なぜ私たちがドバイにチャレンジするのか?

失敗を恐れることは、チャンスロスにつながり
とてももったいないという話が今日のテーマです。

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まずは、失敗しない人とはどういう人なのか?を整理しておきます。
失敗しないということは、チャレンジしないことです。
これでは成長もありませんし、イノベーションも起こせません。
失敗がなければ、実は人類のためにならないのです。

だれかが無謀なことを考え、失敗し続けてくれたおかげで
私たちは飛行機に乗れたり、スマホを使えるようになったのです。
アイデアがあって、行動してくれる人がいなければ
世の中は面白くならないのです。

ですから、私たちは失敗する人をもっともっと評価すべきなのです。
しかし、現代社会においては、失敗しない優秀な者が評価されます。
これっておもしろくないような気がしています。
変化を求めない人が評価されるのなら、誰もチャレンジしなくなります。
失敗よりも、前日の繰り返しの「無難な成功」の方が良いに決まっていますから。

かのピーター・ドラッカーは、失敗をしない者を信用してはいけないと
以下のように書いています。

成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる。(ピーター・ドラッカー

この言葉をいまこそ私たちは、見習うべきなのでは?と思います。
「人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる。」
いうドラッカーの言葉からは元気をもらえます。
また、世の中の評価も本来はこうあるべきなのです。

仕事っていうのは、成功するまでは失敗の連続なんだよ。失敗するのが嫌だなんていっていたら、成功なんてあるわけがない。(岡野雅行)

当たり障りのない仕事を選ぶか、新しいことにチャレンジするかが
今、日本に求められている気がします。
若い世代がチャレンジする空気感をもっともっと醸成する必要があると思います。
そのためには、日本の中でチャレンジすることが良いことだと
もっともっと伝えることだと思い始めています。

日本は極度に失敗を恐れる社会になっているような気がします。
失敗なくしては成功はないと多くの経営者が言っています。

失敗したらどうしようとか、失敗した場合の引き際をどうしよう、などと心配する必要はありません。成功するまでやり抜くだけの話です。初心を貫徹する覚悟で臨むことが大切です。(坂本孝)

成功するまでやりぬくという考え方を経営者が
もう少し持てるとよいのかもしれません。
新しいことにチャレンジし、結果を出すためには時間がかかりますが
今はその余裕が企業からなくなっている気がします。

また、学校教育でも失敗を成功の反対概念だと教えているような気がします。
失敗するためには、どんどん社会に出て、チャレンジすべきなのです。
マーケット感覚を身につけようちきりん著)の中で
ちきりん氏は失敗を恐れて行動しない人と
失敗を気にせずチャレンジする人と大きな差がつくと以下のうように書いています。

特に、失敗を成功の反対概念と捉え、避けるべきものだと考えていると、失敗を怖がるあまり、市場での学びのプロセスになかなか踏み出せません。結果として「できるようになるまで学校で学び続ける」とか、「できることしか、実践しない」人になってしまいます。それでは、できないこと、できそうもないことに積極的にチャレンジし、さまざまな失敗を経ながら成長を続ける人とは、大きな差がついてしまうでしょう。(ちきりん)

もっと言えば、成長のためには日本だけで勝負をしている時代ではなくなりました。
今後のマーケットを考えると海外に出て、戦う必要もあると思います。
その一つが中東のドバイであるという話はこのブログでも何回か書いてきました。

JLEFという私が加入している財団法人があります。
JLEFとは『Japan Leading-Edge Foundation』
(ジャパン・リーディングエッジ・ファウンデーション)の略で
海外進出をする日本企業の中に於いて、今までにない新しく斬新な日本企業として
最先端、最前線を行くという意味が込められています。
このJLEFの参加企業が、中東のドバイを目指しています。
実際、現地に進出し、成功している企業も出始めていたり
視察に参加する企業も増加しています。
今後成長が期待できるイスラム諸国のハブのドバイに進出している日本企業は
まだまだ少ないのが現状ですが、私たちは成長のためにチャレンジすべきだと考えています。
ドバイのルールを理解すれば、失敗する可能性は少ないと思います。

そして、今回4月16日にこのJLEFドバイ進出のための例会を開催します。
多くのドバイ進出企業、進出希望企業と交流できるチャンスです。
ぜひ、このチャンスをご活用いただき、この例会にご参加下さい。
ご希望の方は私のFacebookにお問い合わせください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
  

photo credit: Architecture: Burj Khalifa via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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