モノを捨てることとは、自分の過去を整理することなので、相当の体力が必要です。
The Life-Changing Magic of Tidying Upがアメリカでベストセラーになっていたので
今まで読んでこなかった人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵著)に
初めて、チャレンジしてみました。
本書を読むことで、ようやくモノを捨てる判断基準がわかりました。
ベストセラーの片付け本だったので、今までスルーしてきたのですが
とてももったいないことをしました。
モノと対話することは、過去への感謝だという近藤氏のメッセージがとても刺さりました。
触っても心がときめかないモノは、捨てるべきだという思考法を取り入れれば
不要なモノは一気に失くせそうです。
感謝の気持ちを持って、不要なモノを処分したくなりました。
だから、「ときめかないけど、捨てられない」モノに対しては、一つひとつ、その本当の役割を考えてあげること。すると、意外なほど多くのモノが、すでにお役目を終えていることに気づくはずです。モノが果たしてくれた役割にきちんと向き合い、感謝して手放してあげることで、初めてモノとの関係に「片をつける」ことができたといえます。そうして手元に残ったモノこそ、あなたが大切にするべきモノ。本当に大切なモノを大切にするために、役割を終えたモノを捨てるのです。(近藤麻理恵)
役目が終わったモノには、感謝の気持ちを伝え、サッサと処分しましょう。
そして、残ったモノは、今まで以上に気持ちを込めて、大切にするのです。
気持ちをスッキリさせたいなら、片付けの際に本を除外してはいけません。
私のような本好きには、なかなか本は捨てられませんが
役割の終わった書籍は、モノと同じようにどんどん処分すべきなのです。
なぜなら、本は過去を象徴しています。
過去の思考や体験に束縛されると変化はできません。
本にも例外はもうけず、不要な書籍は思い切って捨て去りましょう!
つまり、読み返される本は、じつはほとんどないということです。ここでも、「そのモノが持つ本当の役割を考える」ということをやってみましょう。そもそも本というのは、紙です。紙に文字が印刷してあって、それを束ねたモノを指します。この文字を読んで、情報をとり入れることが、本の本当の役割です。本に書いてある情報に意味があるのであって、「本棚に本がある」こと自体に本来、意味はないわけです。つまり、私たちが本を読むのは、本を読むという経験を求めているということです。一度読んだ本は、「経験した」ということ。内容をしっかり覚えていなくても、すべてあなたの中に入っているはずです。ですから、本の場合も、読み返すかどうかとか、身についたかどうかとかは一切考えず、一冊づつ手にとって、ときめきくかどうかだけで判断してください。
本棚に本を置いておいても意味はないと近藤氏は言います。
私たちは本を通じて、著者の貴重な経験を積んだのです。
こう考えれば、役目を終えた本は、ストックしていても意味がないのです。
2度目の経験が必要ないと思えたら(=ときめかない)
その本は、今すぐに処分すべきなのです。
そして、一番処分が難しいのが、買ったままの状態で「つんどく」になっている未読本です。
そして、この未読本には、もったいないいつかは読むはずという意識が働きますから
圧倒的に捨てにくいのです。
しかし、近藤氏は、この未読本も容赦しません。
人に薦められた本であっても、ずっと読もうと思っていた本であっても、一度読みどきを逃してしまった本は、この際、すっぱりあきらめましょう。買ったそのときは読みたいと思ったのかもしれませんが、結局、読む必要はなかったということを教えてくれたのがその本の役割だったのです。途中まで読んだ本も最後まで読みきる必要はありません。その本の役割は途中まで読むことだったのです。だから、未読の本はすべて捨てる。何年もほったらかしの未読の本よりも、今読みたいとピンときた本を読んだほうが、断然いいはずです。
未読本とは、そもそも縁がなかったのだと思いましょう!
読み時を逸した書籍は、そに時点で、一生読まない可能性が高いのです。
一年以上読んでいないなどの基準を作り、クリアしない本は思い切って処分しましょう。
本気で読みたい本なら、最初から「つんどく」は、しなかったはずですから
他の読みたい本に、貴重な時間を割くべきなのです。
未読本も処分してよいというルールを作れば、本棚をもっときれいにできるはずです。
私は洋服と本が断捨離の課題なので、このメッソドでもう少し部屋を片付けてみます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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