創意工夫が大事だといいますが、誰でも最初はマネから入ります。日本の伝統芸能では『守破離』といいます。まず師匠の真似をするのが『守』、それをやり続ければ『破』といって違ったことに踏み込めます。そのあとで『離』、つまりその人のオリジナルに到達するわけです。3年もマネを続ければ、オリジナルに達します。これが成長するときの原理原則ではないでしょうか。(小山昇)
「守破離」とはそもそも何なのでしょうか?
Wikiを調べてみると
守破離とは、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。 まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
「守破離」は昔からいろいろなビジネス書でも紹介されています。
ビジネスマンもある意味、修行ですから
師(上司)のもとで学び、型をしっかりと身につけなければなりません。
その後は、既存の型を破り、自分のスタイルを作り上げなければ
個人も会社も成長しないのです。
そして、その「守破離」の考え方が読書にも使えるのです。
あなたは「守破離読書術」をご存知でしょうか?
実は、私も読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑著)の中で、はじめて知りました!
この「守破離読書術」を書籍購入の参考にすれば、読書での失敗が防げそうです。
著者の樺沢氏の言葉を引用します。
本を読むということは、「そこから何かを学ぼう」ということだと思いますが、あなたはその場合、「学び」のどのステージにいるのかを考える必要があります。「守」なのか、「破」なのか、「離」なのか・・・…。そして、本も「守」「破」「離」それぞれのステージ、どれかに向かって重点的に書かれていることが多いのです。自分がその分野で「守破離」のどのステージにいて、どこを目指すのか。そこを見極めた上で、自分が買おうとする本が「守破離」のどの部分を重点的に説明しているのかを照らし合わせれば、あなたにとって「最も必要なおの本」が自ずと明らかになります。本は、大まかに3種類に分類できます。
まずは、自分が、その分野のどのステージにいるのか?を見極めないと
購入した本が力を発揮できないのです。
簡単な本を選べば、物足りず、難しい本だと積ん読になりかねません。
結局は、本選びで失敗すると自分の知識を向上させられないのです。
お金と時間を無駄にしないために、「守破離」を意識すべきなのです。
本の「守破離」を樺沢氏は以下のように定義しています。
守 基礎を学べる「基本」本
破 他の人の方法を学べる「応用」本
離 自分のスタイルを模索するための「ブレイクスルー」本
本来を基礎を学ぶべきタイミングなのに
多くの人はレベルの高い本を最初に買ってしまいます。
私も結構この失敗を繰り返します。
リアル書店で失敗することが多いので、ある種の見栄が働き
難しい本を買ってしまうのかもしれません。
ほとんどの人は、なぜか「離」の本を買いたがります。初心者なのに、いきなり達人の「奥義」を学ぼうとするわけですから、理解できるはずがありません。でも、難しいことを学んだかのように錯覚するため、自己満足は得られます。多読しているのにちっとも成長しない人が陥りやすいパターンです。1冊の本で基本から応用までを通しで説明している本も多いと思いますが、その場合は買う前に、著者がその本の「主な読者層」としてどんな人を想定しているのかを考え、そして見抜いてください。「守破離」のどこに力点が置かれているのか。目次を読めば、だいたいわかります。通しで書いてある本の多くは、「初心者」から「初心者に近い中級百」を主な読者層として想定している、つまり「守」か「破」の本であるここが多いはずです。自分の今のステージに合った本を読む。それだけで、自己成長は何倍も加迷します。
最近は、いろいろなジャンルの本を読むようにしていますが
馴染みのないカテゴリーで、「守」の本を買う場合は
Kindleで入門書を買うようにしています。
(比較的安価で買えるのと、最低限の知識を短時間で得られます。)
何冊か入門書を買って、読む比べることで
そのジャンルの知識を増やすことが可能になります。
また、正しい情報が何かを理解したり
著者の好き嫌いもわかるようになるので
まずは、Kindleで入門書を何冊か買ってみましょう!
自分を成長させるためには、自分にあったステージの
少し難しめの本を購入すると良いようです。
今日も読んでいただき、ありがとうございます!
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