因数分解で問題を解決する方法 客家大富豪の教え(甘粕正著)の書評

すべての物事は、因数分解して具体的に考えよ。すべてのことを一度に解決しようとしてはいけない。難題が次から次へとやって来るときにこそ、立ち止まって、じっくり問題を整理するのだ。一度に二つのことはできなくても、一つずつなら必ず解決できることを忘れてはいけない。(マイケル・ウォン

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客家大富豪の教え甘粕正著)のマイケル・ウォンによれば
私たちはどんな問題でも、因数分解すれば、解決できるのです。
人は大きな問題に直面すると、問題を難しく考えがちですが
大きな問題も細かく分解すれば、必ず答えを見つけられるのです。
人間には、誰でも問題を解決する能力が備わっているのですが
人はこの能力を使う前に、混乱してしまいます。
一度にたくさんのことを解決しようと考えて、結局は、諦めてしまうのです。

また、人間は追い詰められると、自ら問題を複雑にする習性があります。
気持ちが焦ることで、簡単な答えすら見つけられなくなるのです。
頭の中で考えるだけだと、余計に混乱していきますから
まずは、問題点を全て紙に書き出し、現場の課題を明確にしましょう。
頭の中では、とても大きな悩みに感じられたものが
実際に、紙に書いてみると、たいした悩みではなかったりすることもあります。
悩みの大変は紙に書けば瞬時に半分以上が解消する」という名言もありますから
とにかく、悩んでいることがあったら
くよくよせずに紙に書きだすことを習慣にするのです。

紙に書いていく過程で、複雑に絡まった問題を整理することができ
意外に簡単に答えが見つかったりもします。
次に、自分ができる対策をその横に書き連ねていくのです。
いくつかの問題があっという間になくなることで、気持ちも楽になるはずです。
たとえ、その場で、解決できずに問題が残ったとしても
メモを何度も読み返すうちに、課題が潜在意識に刷り込まれ
数日のうちに答えを引き寄せられるようになります。

問題を頭の中だけで整理するのは、脳のためにもよくありません。
余計なことにエネルギーを使うことで、脳を疲れさせてしまいます。
脳が疲れると、解決策も思い浮かばなくなりますから、結局は同道巡りになりがちです。
脳を軽くするためにも、問題点はできるだけ小さく細切れにし、さっさと紙に書き出しましょう!

結局は問題を解決することも、優先順位をつけることなのです。
紙に書きだすことで、私たちは問題の優先度を整理しているのです。
問題を一つに決めれば、集中することで、その課題を解決できます。
頭の中だけで考えていると、今何をすべきかがわからずに混乱するのです。
一度に二つ以上のことをするのは無理なので
とにかく頭の中の問題点を、紙に書き出しましょう。
問題を一つづつ細かく分解すれば、私たちは必ず解決策を見つけられます!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   
photo credit: Colorful set of pencils-3 via photopin (license)

 

 

 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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