訪日人気の代表格がアニメなどの「クールジャパン」だ。だが、「クール」は人によって感じ方が違う。日本人が知らない魅力を訪日外国人が発見している。(日本経済新聞)
浅草や京都で着物姿が増えていますが、その多くは中国人やASEANからの観光客です。
数年前に浅草で着物レンタルの店はあまりなかったのですが
今ではビジネスになるとわかり、多くのレンタルショップが見受けられるようになったのです。
団体旅行の一見さんが減り、個人旅行客が増えたことで
日本全国の観光地に今後は観光客が積極的に訪れるはずです。
その際、旅行客の行動をチェックし、彼らの欲しがる情報発信することが鍵になってきます。
世界中の観光客が、今や日本中のニッチな情報を探しています。
アニメやクールジャパン、抹茶、温泉などの情報を様々なソーシャルメディアから見つけ出し
自分の行きたい場所を検索でチェックしているのです。
日本のニッチを探している彼らに情報を届けるのです。
クールだと感じるものは、人それぞれ変わるのですから
自分たちの強みに自信を持って、発信していきましょう!
先々週、奈良の談山神社にお参りしたのですが、そこには多くの個人旅行客が訪れていました。
ここは京都から1時間半以上かかる知る人ぞ知るパワースポットですが
ヨーロッパの個人の観光客が見受けられたのです。
最寄駅の桜井駅発のバスは1時間に1本程度と少なく不便にもかかわらず
この場所に引き寄せられるように、外国人が集まっていました。
神社の英語ページやJapan Guideを参考に旅行計画を作っているのかもしれません。
また、IS JAPAN COOL?のページを見ていると日本人の私でも行きたくなります。
美しい神社や何もないこと、自然の魅力がここの強みになっているのです。
先週は京都の伏見稲荷神社に朝一でお参りしてきました。
ここも早朝にも関わらず、多くの海外からの観光客で賑わってきました。
9時過ぎになると修学旅行生で混雑しますが、早朝に訪れると
静寂の中で、気持ちを落ち着けることができます。
この時間帯でも多くのヨーロッパからの観光客が散策を楽しんでいました。
世界遺産でもない伏見稲荷が、なぜ人気になっているのでしょうか?
それには明確な理由があります。
口コミ、ソーシャルメディアの力で外国人が引き寄せられてきているのです。
トリップアドバイザーが発表する『外国人に人気の日本の観光スポットランキング』で
伏見稲荷は、2013年には2位、2014年以降は毎年1位に輝いています。
日本人にも全国に30,000社以上あるといわれている稲荷神社の総本宮として有名です。
外国人にも千本鳥居の美しい神社として知られています。
稲荷山の奥宮から奥社に続く参道には、圧巻の千本鳥居があります。
境内の後ろの山には鳥居が連なり、日本的な美しい景色が続いているのです。
自然の中で自分との対話ができるのも魅力かもしれません。
その写真が多くの外国人のソーシャルメディアで拡散されています。
#kyotoで検索すると、京都伏見稲荷の写真が人気投稿として上がってきます。
美しい千本鳥居の写真を見ると、日本人の私でも京都伏見稲荷に行きたくなります。
この写真の力がInstagramを通じて、世界中の旅行者に流布されているのです。
#fushimiinarishrineを検索すれば、旅への気持ちがより高まります。
拝観料が無料であることも外国人にとっては、人気の理由の一つかもしれません。
自分のエリアの強みを探しながら
外国人の個人旅行客に見つけてもらう仕掛けを考えるとよいかもしれません。
情報をまずは、ソーシャルメディアに流すこと
外国人の多くがチェックするInstagramを意識することがポイントになってきます。
外国人旅行者を取り込むために、美しい写真をアップすることを習慣にしましょう!
私がCOOをしているイーウィルジャパンで
新たなインバウンドの取り組みを開始しています。
観光インバウンドの事例を共有しながら、新たなノウハウを蓄積し
集まったメンバーでビジネスを成功させようというコミュニティです。
第一回目の勉強会を6月23日に実施します。
当日は、フィリピンのお話などもできればと考えています。
インバウンドに興味のある企業や団体の方にぜひご参加いただければと思います。
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今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: JR Central N700 Series_1 via photopin (license)
photo credit: Fushimi Inari-taisha – Walking to the Light III via photopin (license)
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