成長という道を選んだ瞬間に同時に生まれるものがあります。あなたが成長していく裏に隠されているものを、ちゃんと見つめて覚悟しておくことが必要です。それは「今までの環境との別れ」です。(永松茂久)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
永松茂久氏は出会いとつながりの法則 ~誰も書かなかった新・出会い論~の中で
人が成長するときには、周りの仲間との間に微妙な違和感が生じると書いています。
人は学べば学ぶほど、過去の友人とのギャップを感じます。
大学に入ると地元の友人との会話に物足りなさを感じたり
起業をすると、以前の同僚とは考え方が異なることに気づきます。
ためになる人や本に出会い、話を聞くと、人は聞く前の自分より確実に成長します。そうなると、「グチは言わないようにする」とか「おれは会社のために一生懸命やるんだ」という自分を向上させるための何らかのスイッチが入ります。そして環境が変わると、人の考え方や成長スピードが変化し、同時にその人の行動が変わります。
人は成長するときに、恐ろしいスピードで変化します。
新たなメンターや素晴らしいコーチに出会えば、3週間もあれば別人になってしまいます。
昔の仲間との付き合いも大事なのですが、ネガティブな空気を感じると
なかなか彼らに時間が割けなくなり、私たちは孤独を感じるようになるのです。
これを永松氏は、「聖なる孤独」と呼んでいます。
大切な人との別れが起きたとき、今まで慣れ親しんだ環境から勇気を出して飛び出したとき、人はどうしても孤独を感じます。「聖なる違和感」に逆らわずに自分を成長させていく道を選んだときにやってくる寂しさ。これを、 「聖なる孤独」と呼びます。この「聖なる孤独」がきたとき、寂しさに負けないでください。もし諦めて成長をやめたり、今まで通りの環境に戻ると、あなたは「聖なる違和感」を抱えたまま生きていくことになってしまいます。
出会いとつながりの法則 [ 永松茂久 ] |
まず「今の自分」「今の環境」に疑問を感じ始めたとき、つまり「聖なる違和感」が生まれたとき、あなたの成長は始まります。そしてその成長であなたの波長が変わり、周りとのズレが生じ、寂しい思いをすることがあります。「聖なる孤独」です。しかし、ここで自分の道を信じ、今目の前にある人や、目の前にあることを一生懸命やっていくと、波長の法則で引き合った、同じ思いを持った人があなたの前に現れます。これが「聖なる出会い」です。それはまるで、出会った瞬間からその人と何年も一緒に歩いてきたかのように、心が通じ合い、あなたは「聖なるつながり」を手にします。ここからあなたの新しい物語が始まります。そして共に歩き、幾多の障害を越えて、「聖なる絆」へと発展していくのです。
聖なる孤独を感じたからといって、元の自分に戻ってはダメです。
寂しいからと昔の仲間との時間を優先すると、自分の成長が止まります。
これは最悪な選択肢なので、我慢しなければなりません。
夢を実現するためには、孤独に耐え、新たな行動を続けるのです。
そのうちに新たな人たちにあなたのワクワクが伝染し、別の出会いが生まれます。
同じ思いを持った人が必ず現れ、あなたの夢を共に叶えてくれるのです。
「聖なる出会い」が次々に起こり、新たなチームがスタートします。
この「聖なるつながり」を大事にして、行動を続ければ、最高な組織ができあがります。
多くの失敗や体験を重ねるうちに、メンバーの結束が強まり
理想的なチーム=「聖なる絆」が築けます。
出会いの裏には、必ず別れがあります。
しかし、それは成長のためには避けられません。
過去の仲間との素晴らしい時間に感謝して
勇気を持って、新たなチャレンジを始めるのです。
自分がワクワクすることをしなければ、必ず後悔が残ります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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