成功に必要なのは、強力な支援ネットワークとよい指導者です。それから自分の感覚や思考を研ぎ澄ますため、雑音をシャットアウトする方法を身につけること。あとはすべて出し尽くすことでしょうか。(ゲイ・ガディス)
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ブレネー・ブラウンは本当の勇気は「弱さ」を認めることの中で
信頼される営業マンについて語っています。
私たちはクライアントの前で、ついついカッコをつけて
なんでも知っている振りをしますが、それはとても危険なことです。
ITや技術や進化する中で、全ての知識を身につけるのは難しくなっています。
知らないことがあっても仕方がありません。
その際、謙虚な姿勢で相手とやりとりできるかがポイントになります。
知らないということはとても勇気が必要ですが
この対応を覚えておかないと大きな失敗をしでかします。
私も過去に何度も知ったかぶりで失敗してきましたが
ブレネー・ブラウンの以下のメッセージを読んで、考え方を変えることができました。
知らないという弱みを認めることだ。そういうときには、ちゃんと顧客の顔を見て「わかりません。でも調べて、必ず正確な情報をお届けします」と言えばいい。弱みときちんと向き合えないとき、弁解したり質問をかわそうとしたり、最悪の場合、でたらめを言ったりすることになる。
不明なことがあれば、「わかりません」と相手の目を見ながら言い
すぐに対応を考えればよいのです。
その際、周りにすぐに質問できるネットワークを構築しておくと
顧客から信頼を得ることができます。
本当の勇気は「弱さ」を認めること【電子書籍】[ ブレネー・ブラウン ] |
自分の仕事だから知っているべきなのに知らなかったときの不安な気持ちを、顧客ではなく誰かに上司や同僚に話して支援や指導を受け、誰にでもあるふつうのこととして受け止めるようになることは大切だ。自分の仕事なのにわからない、でも顧客にはそう思われてはならない、しかも助けを求められず、悩みを話せる人がいないという場合のストレスと不安を想像してほしい。そんな状態では、とても関わる意欲を保てない。やがて手を抜くようになり、どうでもよくなり、しまいにはいなくなってしまう。人材はそうやって失われていくのである。(ブレネー・ブラウン)
組織やチームの中で知識の共有ができれば、顧客に安心を与えられます。
また、社員の成長も促せますから
知らないことを教えあう仕組みを作ることがリーダーには求められます。
まずは、自分には知らないことがたくさんあると認めましょう。
仕事をしていれば、いくつもの困難が目の前に現れます。
特に社員の少ないベンチャーであれば、組織のノウハウは少なく限定されているはずです。
問題があった時には、乗り越えられれるようにお互いに協力しなければなりません。
本書で紹介されている広告会社T3の創業者のゲイ・ガディスの言葉が響きます。
そもそも起業はもろさをかかえたものなんです。いかに不確実性に対処し乗りこなすかの勝負です。人も予算も取締役会も変化していく。常に斬新で機敏でなければ、競争を勝ち抜けません。ヴィジョンを創造し、それを実現していかなければならない。でも、もろさをかかえない絶対確実なヴィジョンなどないんですよ。(ゲイ・ガディス)
常に変化する環境では、知識がないのは当たり前ですが
その時に誰からサポートを受けられるかで勝負が決まります。
起業家のビジョンと行動が明確であれば、必ず応援者が現れ、サポートを得られます。
知らない、わからないという勇気を持つことで、解決策が必ず見つかります。
ゲイ・ガディスは成功には、支援ネットワークと指導者が欠かせないと指摘しています。
支援ネットワークを構築するためにも、明確なビジョンが必要です。
ビジョンがないところには、優秀な人は集まりませんから
世の中に何で貢献できるかをいつも考えなければなりません。
自分の価値と自分には足りていないことをしっかりと他者に伝えることが大事なのです。
経営者だけでなく、営業マンなどの社員一人ひとりが
わからないと言い合える、サポートしあえる組織が強い会社なのです。
(当然、新たな知識を得るための勉強は欠かせません!)
本書を読むことで、自分に足りていないことがよくわかりました。
知ったかぶりをやめて、知らないと言う勇気を持ちたいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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